人生には大吉時期というやつがあって。


そこを先読みできると運のデザインが捗ります。


ゆうきこよみでは、年盤及び月盤の上で、
自分の星の数字が東と西に回る期間を、
大吉時期と読み解きます。


年盤・月盤とは、八角系の図形のこと。


その中に一から九までの漢数字が配置されています。


自分の星の数字とは、一白水星なら一のこと。


九星には必ず一から九までの漢数字が含まれています。


東と西とは、盤の上での配置の名称のこと。


方位とも呼ばれる位置関係のことです。


2024年度ならば、一白水星と五黄土星が大吉時期です。


2024年盤の東に一って書いてあるから、
一白水星は大吉時期です。


西に五って書いてあるから、
2024年の五黄土星は大吉時期とします。


月盤でも鑑定方法は同じです。


日盤や時盤では通用しません。


大吉時期の鑑定は、年盤と月盤のみで行います。


不慣れなうちは、ゆっくりやってください。


まず、知りたい時期の盤を探すこと。


次に、漢数字の配置を確認すること。


特に、東と西に回った数字を持つ星が大吉時期です。


慣れると脳内でササっと暗算可能です。


慣れないうちは暦を開いて、
盤をその目で見るのが早いし間違いないです。


今年の大吉時期の星を知りたいなら、
年盤の東と西の漢数字を見ればOK。


今月の大吉時期は誰か知りたいなら、
月盤の東と西の漢数字を見るってことになります。


これで鑑定方法の話は終了。


ここから先は大吉時期の意味です。


まず誤解が多いのが、


『大吉時期=運が良くなる絶好調期』


って解釈。


縁起の良い字面だけみてそう思い込むのは間違いです。


運が良くなる時期って確かにあるし、
好調・不調の浮き沈みもあるにはあるのですが、
それって暦では決まりません。


『今年の一白水星はみんな運が良くなる』


みたいな運勢を見かけたとしたら、
それは非常に精度の低い、
詐欺レベルの鑑定だと思った方が良いです。


運の良し悪しや、調子の良し悪しは、
確かにあるけれど、暦では決まりません。


個々の状況や条件で決まるプライバシーです。


暦に掲載された情報は、
プライバシーではなくオフィシャルです。


『私の個人的な運の良し悪しや調子の浮き沈み』


は、暦には書いてないから、
暦では分からないはずなのです。


じゃあ、大吉時期とは何なのか?


それを2つの側面から読み解きます。


1つ目が、開始と終了の最適時期であり、
いつ始めるか、いつ終えるか、
という計画を立てるための目安です。


次に自分が東に回る期間を狙って始める。


次に自分が東に回る期間を狙って終える。


そのために、あとどれだけの年月が残されていて、
その期間をどう過ごしていくのか逆算して考える。


そのために使うのが、大吉時期という目安です。


ちなみに。


『なぜ盤の東と西が開始・終了の大吉時期になるか』


という部分が気になる方、きっといると思うので、
ざっくりと簡潔に理由を説明すると。


東が朝日昇る場所、西が夕日沈む場所だからです。


朝日は夜の終わりであり昼の始まりを意味します。


夕日は昼の終わりであり夜の始まりを意味します。


盤の東と西に回った期間は、
自分にそういう運が作用すると考えられています。


というわけで、東と西が開始と終了の最適期間です。


次に。


盤の東と西を大吉時期とするもう1つの理由が、


『悪い流れを断ち切る』


という特別な効能を持っていることです。


今、自分が乗っている流れに、
自信を持てなくなっちゃったとき。


または、悪いことがいくつか連続し、
自分の流れに停滞・不運を感じたとき。


過去の悪い流れを断ち切って、
良い流れに乗り換えるチャンスが、
東と西の大吉時期です。


そこで何かを始めると、流れが変わります。


そこで何かを終えるのでも、OKです。


この特攻を持つのは、
9種ある盤の方位の中でも、
東と西のみとします。


というわけで、東と西を、


『ほら!大吉時期だよ!』


と特別視することになります。


最後に。


今年・今月は誰が大吉時期かってことに、
僕は興味が持てません。


今年になったなら、今年の現実をヒントに、
運をデザインした方が良いです。


今月になったら、今月必要なことをやった方が、
運の流れに乗れるはずです。


当年・当月を迎えたならば、
暦よりも目の前の職場や家庭を、
よく観察した方が、精度の高い鑑定が可能です。


僕が興味あるのは、来年と来月です。


暦の基本は先読みだから、
来年の年盤で東と西に回る星を知りたいです。


自分の大吉時期が、次に来る未来を知りたいです。


来年はどの漢数字が東と西に回るのか。


そこは常に意識しています。


そうやって暦を先読みすることで、


『じゃあ、今年のうちに誰は何をしておくと良いのか』


の逆算もできるようになります。


盤の東・西に回る期間を大吉時期とする。


この理屈を知って、僕たちが最初にやるべきことは、


→来年は誰が東と西に回るのか
→自分が次に東と西に回るのはいつなのか


この2つです。


そんな読み方ができるようになると、
ゆうきこよみはより便利で楽しい、
運のデザインツールになってくれるはずです。


それでは☆


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