土用

現代の土用の基礎知識をご紹介します。


土用とは季節の変わり目という5番目の季節。


季節の変わり目の運勢は不安定です。


不安定というのは、
それ自体は吉でも凶でもなく、
不安定というだけの話です。


安定が吉で不安定が凶とは限りません。


ずっと変わらず一定という状態には、
メリットもデメリットもあるし、
浮き沈みがある状態にも、
メリット・デメリットの両方が存在します。


ただ、不規則に揺れ動く不安定って、
条件がピタッとはまらない限り、
デメリットになることが多いです。


というわけで基礎知識その1。


土用とは注意の季節です。


ただ、誤解して欲しくないのですが、
土用と聞いて、または注意の運勢を聞いて、
急に体だけでなく頭まで硬直しちゃう人がいて。


過剰に怯えてしまう方が、けっこういます。


また、それを助長するような物言いの、
おっかない専門家の方が多くて。


結果として、


『土用中は、あれダメこれダメ、全部ダメ』


みたいな話が広まっていくことになります。


そういうの、端的で分かりやすくて良いのだけれど、
そんなんじゃないです土用って。


土用とは季節の変わり目です。


ただそれだけのことなんです、本来は。


季節の変わり目という限定された期間の中で、
土気の作用が強く働くってことなのです。


じゃあ土気の作用とは、具体的に何なのか。


それって新陳対処の更新作用です。


入れ替わり生まれ変わる、それが土用の運勢です。


だとしたら、僕たちがやるべきは、
怖い怖いと怯え思考停止させたまま、
土用にやっちゃいけないことの数を数えて、
その内容を鵜呑みにすることじゃなくて、


『不安定な期間をどう工夫して過ごそうか』


って知恵を巡らせることだと思うのです。


土用中はタブーが12個あります、
その全てを暗記してください、
みたいなアプローチ、僕は苦手です。


その情報に嘘はないかもしれないけれど、
そんな姿勢だと、どんどん土用の本質から離れます。


頭と体が制約を受けて自分らしさが損なわれるし、
せっかくの知識が重荷になって停滞します。


不自然だし不健康です、
そういうネガティブマニュアルに縛られた生き方。


そこで基礎知識の2つ目。


土用と聞いたら、
どう不安定な運勢を乗りこなすか、
って考えることが大事です。


ネットで、土用中はあれやっちゃダメ、
これも禁止って内容の情報を見かけたとしたら、


『えー、マジで、本当にダメ?』


とか言ってないで、


→なるほど、じゃあ安定させるにはどうするか
→ってことは、これに気をつければ大丈夫そうね
→でも、こうしたら堅実だし着実になるからいいよね


って客観的にリスクを把握し対応を練るのが、
知性ってやつだし、土用を学ぶメリットです。


土用に対する諸説を見かけたときは、
その意見の真偽を見分けようとするんじゃなくて、
土用の不安定と向き合う各専門家の試行錯誤の様を、


『はいはい、あなたの場合はそう表現するのね』


と眺めるのが楽しいです。


その視点こそ、naturalかつhealthyな、
品の良い知識の運用だと思います。


で、ここからが土用の基礎知識の3つ目。


じゃあ、どうやって不安定と向き合うのが、
効率的かつ効果的かって話です。


端的に言うと。


『どうやったらより安定的に働き暮らせるようになるか』


ってことだけ考えて過ごせば、それで十分です。


例えば。


デコボコな机の上でモノを書く場合、どうしたら良いか?


揺れる吊り橋の上を歩くときは、みんなどうしているか?


暑くなったり寒くなったりする日に、みんな何を着て出かけるか?


天候により業務が変動する職場で、みんなどう働いてる?


上記のように考えたとき、


『デコボコな机の上で書き物しちゃダメ!』


とか、思わないでしょう?


下敷きを敷いたり、
段ボールを下敷き代わりにしたり、
とにかく何か工夫をするでしょう。


それ!それが土用の不安定と向き合う姿勢!


『不安定だから、書かない、吊り橋渡らない、出かけない、働かない』


って考え方は、このリアルライフではナシなんです。


土用であろうがなかろうが、
必要ならやるべきことはやり、
不必要なら無理に手を出さない!


それこそが現実生活における大人の理性的対処。


土用だから、やる・やらない。


そんな杓子定規な考え方では運をデザインできません。


土用の場合は、どうやるか。


ただそれだけ。


やらない、って選択肢はナシです。


てか、やらないで済むことなら、
やらなければ良いだけなので、
そもそも悩み迷う必要なし。


『土用中なんだけど〇〇して良い?』


みたいな質問、しばしばいただくのですが、
やって良いか悪いかじゃないんです。


土用中だから、どうやるのが良いか、
その工夫を考えましょうって部分がキモです。


そこで、基礎知識の4を。


不安定を安定化させる具体策に関して。


僕は土用の不安定な荒波を、
いかに乗りこなすか試行錯誤を始めて、
もう20年以上経ちます。


その自分なりのキャリアを踏まえ、
いろんな方法を持っています。


が、それってあくまで僕のやり方であり、
群馬県富岡市の西企画に合った方法なので、
みんなにハマるとは限らないです。


だからここでは、考え方だけ、ご提案します。


1.予定・予約・予算(これで一気に流れは安定化)
2.減速(速度を落とすほど運は安定化)
3.体力(だいたいのことはよく眠れば解決)


どれも共通しているのは、
不安定な流れを安定化させる工夫って部分です。


そこが重要です。


最後に、基礎値知識の5番目。


土用ミラクルに関して。


上手に工夫して安定的に土用を過ごすことができたら、
土用中だからこそ開く特別な運っていうのもあります。


不安定って、決してデメリットばかりではなく、
不安定だからこその幸運が、確かにあります。


僕はそれを土用ミラクルと呼んでいます。


ただこの土用ミラクルは、
土用の荒波を乗りこなした先で現れるものだから、
全員に対して均等に起こる出来事ではありません。


春夏秋冬、そして土用、どの季節でも、
上手に過ごせたら、僕たちの運はひらきます。


いつのどの季節であろうと、
それぞれの季節のデメリットに飲まれたら、
運は閉じるし下がります。


土用においてミラクルを起こすためには、
不安定の安定化、そこを意識し、


→さて、どう働こうか、
→で、どう付き合おううか、
→じゃあ、いかに対処しようか


って踏み出すことができたら、
もうそれって土用の達人です。


土用ミラクルを狙って、
自分なりの安定化の工夫を、
手当たり次第どんどん試して参りましょう。


それでは☆


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