10年来の親友にも初めましてのときはあったでしょう。
20年来の愛用の品も、まだ手に馴染まない、
取ってつけたような新品ピカピカの時代が、
確かにあったはずです。
今、何気なく使いこなしている母国語だって、
子供の頃はたどたどしかっただろうし。
お箸を持つ手や、スマホの操作や、
自動車・自転車の運転だって、
みんな最初は苦手だったはずです。
もう忘れちゃっただろうけど、
どれも難しくて面倒で嫌いだったはずなのです。
これまでに何度も失敗して、
何度も面倒を乗り越えて、
何度も投げ出そうとして、
なんなら何回かは投げ出して、
そうして、ようやく、
今の自分の馴染みの定番にたどり着いたわけです。
行きつけのお店だってそうだし、
かかりつけのお医者さんだってそう。
初めて行ったときは、
良いかどうかも分からないまま、
不安になりながら扉を開けたはず。
で、行った全てのお店が、
行きつけになったわけじゃないでしょう。
だってこの世界、
自分に合うものと合わないものの割合って、
半々じゃないもの。
半分は合わないもので、
残りの半分のうちの半分は、
可もなく不可もなくで。
その残りのうちの半分がようやく、
しっくりくるものだったりします。
10件のお店に行ったら、
2件程度お気に入りが見つかれば良い方で。
でも、お気に入りが必ずしも、
定番の行きつけになるわけじゃなくて。
お店の人との縁とか、
お店までのアクセスとか、
それら様々な条件が重なって、
ようなく定番になるわけで。
それって、
★着る服
★使う道具
★覚える仕事
などなど、あらゆる物事に共通していることです。
要するに、何が言いたいのかと言うと。
過去のあのとき、未知のものを嫌わず、
開拓してくれた自分、えらいぞ!
ってことなのです。
僕たちが、今、当たり前に付き合っている。
仲の良い馴染みのあの人や、
便利な愛用のあの道具は、
かなり狭き門をくぐって、
定番の座を獲得しているわけです。
もしも過去の出会いのタイミングで、
『面倒だから、やぁめた』
ってやってしまったら、
その人とは繋がってないし、
その道具は手に入っていないし、
その場所は行きつけになっていなかったはずなのです。
新しいものと向き合うって
不安や面倒が多いけれど、
それって未来の安心や愛用を手に入れるために、
必要な手間暇と言えそうです。
今、手にしているその、しっくりくる定番。
それは過去の自分からの贈り物。
だとしたら、今、抱えている、
不慣れな物事へのトライアルは、
未来の自分への安心の贈り物になるはずです。
それでは☆
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確かにあったはずです。
今、何気なく使いこなしている母国語だって、
子供の頃はたどたどしかっただろうし。
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みんな最初は苦手だったはずです。
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どれも難しくて面倒で嫌いだったはずなのです。
これまでに何度も失敗して、
何度も面倒を乗り越えて、
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だってこの世界、
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半々じゃないもの。
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かなり狭き門をくぐって、
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新しいものと向き合うって
不安や面倒が多いけれど、
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ゆうきこよみの発売は毎年9月9日です。
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そちらは毎年5月5日から8月8日の期間限定です。
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