ゆうきこよみを使って自然の流れを読み解く際、
最も重要なヒントになるのは盤です。


盤の読解のためには九気の意味を知る必要があります。


九気が分かれば盤が読み解けます。


八角形の中に9つの漢数字が記された図形から、
時期や方位の吉凶、運勢などを鑑定し導きだします。


この構造自体は、実は規則性があってシンプルです。


盤そのもののパターンは9種類しかないし、
年の盤と月の盤の組み合わせも81通りしかないので、
それ自体はとても簡素・簡潔なのです。


けれど。


盤を見ただけですぐに運勢が分かる、
ということはありません。


理由は、そこに漢数字しか書かれていないからです。


文章も説明書もなしで、
一見、てんでバラバラに並んだ漢数字だけを、
ただ眺めることになるから、
意味がわからないわけです。


ただし。


もしも一から九までの漢数字それぞれに、
ちゃんと意味があるとしたら。


そして、その配置によって、
意味が決まるとしたら。


その意味と配置ルールさえ分かれば、
盤の読解が可能になります。


で、9種類の漢数字の意味が掲載されているのが、
ゆうきこよみp89・90の、九気の作用です。


そして、盤の配置ルールが書いてあるのが、91以降です。


漢数字の意味が分からなくなったら、
p89・90の一覧表を、
カンニングペーパーだと思って開いてください。


それだけで、盤とグッと仲良くなれるはずです。


例えば、盤の配置ルールの最も代表的な1つに、


『中央に入った気の作用は強まる』


というものがあります。


8角形の盤の真ん中に、一から九まで、
どの漢数字が入るのか。


今年の盤の真ん中は一なのか二なのか。


今月の盤の真ん中は、三なのか四なのか。


それって考えても分からないことなので、暦をひらきます。


ひらけばそこに書いてあります。


で、仮にそれが三だったとしましょう。


だとしたらそれは、


『今年は、または今月は、三の作用が最も強まり、全ての人に影響します』


という読解になります。


でも、僕たちには三の意味が分からないわけです。


だから、三が強まると言われても、
意味が分からなくて当然です。


そこで、カンニングペーパーの登場。


p89・90の一覧表を開くと、
一から九までの漢数字の意味が書いてあります。


一とは一白水気のこと。


九とは九紫火気のこと。


三とは三碧木気のこと。


盤の限られたスペースに四文字を書き込むのは難しいから、
頭文字の漢数字だけを表記しあとは略してあるのが盤です。


三碧木気にはどんな意味があるのか、
上から順に調べていくと、
殺風景で難解だったはずの盤が、
グッとドラマチックになってきます。


これを全て暗記してしまえば、
盤だけ見ての鑑定が可能です。


でも、大切な自分の記憶のストレージは、
もっと別のことに使った方が良いです。


そのために、ゆうきこよみがあります。


一から九までの漢数字の意味が必要になったら、
p89・90を思い出し開いてご活用ください。

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