ピアノの練習をしていると、
その都度、考えさせられることがあって。


ゆっくりならば弾けるところも、
速く弾こうとすると間違えます。


少しずつ速くすれば弾けるところも、
いきなり速く弾くと間違えます。


いつも通りなら弾けるところも、
間違えちゃいけないと重圧がかかると、
思わぬ箇所で間違えます。


練習なら弾ける曲も、
本番・人前だと急に間違えます。


これ、速度と緊張次第で、
弾けるものも弾けなくなるって話です。


また、速度と緊張を制御すれば、
弾けないものも弾けるようになるって話です。


それって運も同じだなと。


もしかして、
喧嘩や怪我や事故などの不運は、
自分の生き方が間違っているのではなく、
速度と緊張の問題なのでは？


物事が順調に進むのは、
自分の能力や努力以上に、
速度と緊張の制御が上手くいったからでは？


そう思うのです。


どんなやり方でも、足りない実力でも、
速度を落とせばある程度のことは、
できるものでしょう、実際、現実的に。


どんなに大切な場面だったとしても、
緊張・重圧から解放され、
いつもの自分で臨めれば、
大体のことは何とかなるものでしょう。


つまり。


不運や災厄への、最も基本的な対処は、
速度調整と緊張緩和だと思います。


それって同時に、成功の秘訣でもあると思います。


他人との衝突が続いたときは、
コミュニケーションの速度を落として吉。


体調不良や怪我による停滞は、
労働や家事の重圧を解いて吉。


忘れ物や凡ミスで落ち込んだときは、
今。やっている目の前の取り組みの速度を落とし、
また自分に求めるノルマを緩めて吉。


土用中の不安定な流れで揺れたときは、
いつものことをいつもよりゆっくりやって吉。


そしてお風呂に入って良く寝て、
固くなった心身を解きほぐして吉。


不運・停滞からの脱出方法として、
減速と緊張緩和は、
共に二黒土気のゆうき行動です。



その1つ前段階にある方法が、
一白水気の、良く考える、です。



その1つ後段階にある方法が、
三碧木気の、口に出して伝える、です。



何らかの理由で運が落ちたときは、
この一・二・三が基本の対処となります。


で、


1．良く考える
3．口に出して伝える


は、状況によっては割と難しいのに対し、


2．減速と緩和


は、比較的簡単なのです。


僕でもできます。


例えば僕がピンチのとき、


『良く考えて！』
『ちゃんと伝えて！』


って言われても、咄嗟には難しいのですが、


『ほんの少しだけ速度落として！』
『ほんの少しだけ肩の力抜いて！』


ならば、意外とできるものなのです。


逆に言うと。


不調時は無意識に速度が上がるものです。


また、無自覚に肩の力が入ってるはずです。


というわけで、減速と緩和、お勧めです。


それでは☆


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