1年の中には、方位の効能が、
特に効能が高まる月があります。


ゆうきこよみでは、その月のことを、
吉方位強化月間と名付け、
カレンダーに表記しています。


また、同じ1ヵ月の中でも、
特に効能が高まる日に、
☆や★のアイコンを付けて、
目立たせてあります。


そういうタイミングを狙って予定を組み、
その予定通りに吉方位で過ごせるのって、
素晴らしい運のデザインだと思います。


それは、吉方位の効能が素晴らしいと、
評価しているのではなくて。


あのとき、自分がデザインした未来を、
ちゃんと過ごせていることが格好良いし、
素敵だな、と思うのです。


自分が信じて定めた日を、
嬉しく過ごせるって、
もうそれが何よりの幸運です。


その素晴らしさに比べれば、
方位の効能の強弱なんて、
おまけみたいなものです。


ぶっちゃけた話。


吉方位を目指す際、
僕は日や時間には大してこだわりありません。


吉となる期間内で行けたら十分で。


下手に暦に縛られて、
自分にとって最も都合の良いタイミングを、
曲げて無理することになる不自然を嫌います。


また暦を優先するあまり、
現地の最適期（縁日や営業日）を逃すのも嫌です。


例えば、桜並木やネモフィラやラベンダーなど、
お花で有名な土地へ行くとして。


日付や時間にこだわるあまり、
見頃を逃してしまう人って、
目先の利益を優先するあまり、
より大きな幸運を逃していると思うのです。


そういう風に考えるのが、西敏央です。


そういう僕が作っているのが、
ゆうきこよみという、運をデザインする手帳です。


なんて感じで、吉方位の日時に、
そこまでこだわらない僕ですが、
無理なく都合を合わせられるなら、
より良い月の、より良い日の、
より良い時刻を狙います。


自分にそれだけの余力と裁量があり、


『いつだって大丈夫だけれど、いつにしようかな』


と考える場面では、理想の吉を目指します。


そうすることで、迷ったり考えたりする時間が減るのです。


『何年何月何日何時のどこ！』


と、サクッと決まるので楽です。


その日のその時刻に行かねばならぬ、
という重圧・制限ではなく、
予定を決めやすくする目安として、
理想の年月日時を利用するわけです。


いつでもいいよ、なんだっていいよ、
と言われるよりも、
限定してもらった方が逆に決めやすい、
ってだけの話です。


美味しいものが食べたくてレストランへ行き、
豊富なメニューに迷ってしまったとき、
お店の人にお勧めは何か聞いたとして、


『うちのメニューは全部お勧めです』


とか言われても困るでしょう。


そこで、


『今日は良いお魚が入ったから、魚介系が激推し！』


とか教えてもらえると、サクッと選択できるでしょう。


そんな感じです。


どんなに理論上優れた吉であったとしても、
それが自らの心身の負担・重荷・制約になってしまうなら、
迷わず無視した方が良いです。


一方、人って何でもありだと、
逆に不自由になっちゃうところがあって。


そんなとき、吉を目安にすると、
適度な絞り込み検索ができるから、
決めやすくなり、便利です。


つまり。


吉とは選択の目安。


そういう吉の使い方をお勧めしたくて、
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