白紙のキャンバスに、
いきなり何か絵を描けって言われても、
なかなか筆を入れられないものでしょう。


そこには何かしら、お題というか、
取っ掛かりになるテーマが必要で。


逆に言ったら。


テーマが決まっていると、
グッと書きやすくなるはずです。


また、仮にテーマが決まったとしても、
どの配置に、どんな大きさで、
何を書き、どんな色にするのかが決まってなかったら、
一筆目に迷ってしまいがちです。


逆に言ったら。


与えられたテーマに従って、
事前に書くものの資料集めや、
大体の構成図・試し書きなどの、
ある程度のデッサンができていると、
迷いはどんどん薄れて行くはずです。


あとはそれを頭の中で並べ替えたり、
ときにはキャンパスの上で組み合わせたりすることで、
どんどん、イメージに近い絵が仕上がってきます。


絵を描くってそういうことでしょう。


よほどの天才でない限り、
絵を描くためには、
テーマの設定やデッサン・スケッチが不可欠です。


というか、その天才でさえ、
一筆目を落とす前段階の、
膨大な作業があるわけです。


まっさらなキャンパスに、
さらっと書いているように見せかけて、
実は入念な計画性がそこにはあるわけです。


これは、運のデザインにも全く同じことが言えます。


ゆうきこよみは、運をデザインする手帳です。


ここでの運のデザインとは、
スケジューリングのことです。


まず目標や目安となる予定を入れること。


そこから逆算して、
行動計画を順番に積み重ねていくこと。


ゴールである10が決まったら、
そこから9→8→7と、
現在地である1までさかのぼり、
今なすべきことを明確にすること。


それが運をデザインするってことです。


絵は白紙のキャンバスに描くのに対して。
運のデザインは日付や曜日のついた、
白紙のカレンダー(スケジュール帳)に、
書きこんでいくことになります。


けれど、そこでみんな躊躇します。


どこに何を書いて良いか分からないわけです。


どんな予定を、いつ書き入れれば良いのか。


『運のデザインって難しい!』


と、つまずいてしまうのは、そこです。


でもそれは、デザインの難しいさではないです。


デッサンが足りてないだけです。


テーマ設定や下調べ・下書きが甘いのだと思います。


じゃあ、運をデザインするための、
運のデッサンてなにか、という話です。


この運のデッサンにおいても、暦が役に立ちます。


例えば、果物をテーマに絵を描く場合、
りんごやブドウのデッサンを、
まずやるわけです、絵描き達は。


散々、しっかりデッサンをし終えた上で、
何をどこに描くかアイデアを練って、
それを白紙のキャンパスに落とし込みます。


というか、そのデッサンが、
デッサン帳・クロッキー帳に仕上がるまでは、
まだキャンパスも筆も握らないわけです。


一方、運のデッサンの場合、
ノートを使うのが便利です。


ゆうきこよみの場合は、
方眼メモスペースを使ってもらえるように、
各所に配置してあります。


そこに、


→どんなテーマの年か(運勢)
→どんな選択肢があるのか(パワスポや幸運レシピ)
→どんなデザインにしたいか(自分に合うキーワード選定)


などをリスト化していきます。


例えば、食べたいものとか、
行きたい場所とか、
やってみたいことだとかを、
それらをズラッと並べていくわけです。


通常は、


『何食べたい?』


っていきなり聞かれても、
なかなか答えられない人がいると思うのです。


そこで、暦が僕たちに問うてくるわけです。


『2024年は酸っぱいものが幸運レシピだけど、
酸っぱいもので気になる食材やメニューはある?』


『酢豚なんかどう?レモンスカッシュは?』


『酸っぱいのが苦手なら、青い食べ物も吉だけど、どう?』


って感じで。


色んな切り口・取っ掛かりを投げかけてくれます。


他にも。


1年の中で最も重視する1ヶ月は何月?とか。


交際・仕事・学習と、
人生には色々なテーマがあるけど、
その全てを完璧にこなすのは無理だよね、
じゃあ、最優先するのはどれ?


仕事?それとも交際?それとも別の何か?


てな感じで。


そうやってデッサンを書き連ねて、
いろんなアイデアをリスト化し、
何となくの課題やテーマが決まってくると、


『じゃあ、それ、いつやるの?』


という予定が少しずつ決まってくるわけです。


いきなり壮大な人生設計は練れません。


そのためには、壮大なデッサンが必要になります。


けれど少なくとも、
まっさらな白紙の未来に、
一筆目を書き入れるのは、
グッと楽になります。


で、運のデザインの達人達は、
この運のデッサンが上手です。


普段から好奇心の翼をひろげ、
いろんなことに興味を持ち、
情報網を伸ばしているので、


『どんな年にしたい?』
『どこへ行きたい?』
『何に専念する?』


と問われたときに、
候補となる課題のリストアップが、
済んでいるわけです。


だから、休日さえ決まれば、
そこに予定が入ります。


予算さえ確保できたら、
それで購入計画が立ちます。


ここまで長々と書きましたが、要するに。


運をデザインするために。
まず取り組むべきは、
運のデッサンです。


明日や来月や来年を迎える前に、
やりたいこと、やるべきことのリストを作って吉。


それでは☆


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