『痩せたかったらコーヒー飲め』


と言ってる人は、


『とにかくガブガブとコーヒーだけを飲め』


って言ってるわけじゃないでしょう。


→水なんか飲むな
→紅茶なんて意味がない
→そこには一切のリスクはない


なんて、一言も言っていないはずです。


だから、


『水を飲んじゃダメなの？』
『紅茶が好きな私は意味ない？』
『コーヒーには様々なリスクがある！』


という意見は的外れです。


ときには真逆の意見を見聞きすることもあるでしょう。


『痩せたかったらコーヒー飲むな』


と言ってる人もいます。


けれど、その方は、


『とにかく一口でもコーヒー飲んだらダメ』


と言ってるわけじゃないはずです。


→1日10ccでも口にした人生終了
→1度でも飲んだことがある人は太る
→スタイルの良い人で珈琲を飲むやつは1人もいない


と、細かく厳しく断定しているわけではないですよね？


でも、痩せたかったらコーヒー飲むなと言われたら、


『え、飲んじゃってるんですけど』
『というか、大好きなんですけど』
『他人にとやかく言われたくないんですけど』


みたいな思いが湧いてきたりしませんか？


★痩せたかったらコーヒー飲め
★痩せたかったらコーヒー飲むな


その実際の真偽のほどは、さて置いて。


また、その表現自体の問題は、後回しにして。


言い方だけじゃなく、受け止め方も大事。


過剰反応して盲信したり、反発したり。


勝手な解釈で自信過剰になったり、
妄想の暴走で自分を否定したり。


挙げ句の果てには、その不確かな情報で、
他人を攻撃したり、言いふらしたり。


そこから先は、言い手の問題ではなく、
明らかに聞き手の責任になってきます。


これ、暦の世界でも同じことが言えて。


吉時期・凶時期とか吉方位・凶方位とか。


繁忙期・休息期だとか。


甲子の日とか土用だとか。


誤解されるような過激な表現も問題だけれど、


『それさえしときゃ大丈夫』


みたいな極端な解釈もまた危険。


『じゃあ、私のやり方はダメなの？』


と急に不安になるのも悪運のシナリオ。


そうやって強引に割り切れたら、
ある意味、分かりやすくて良いのだろうけど。


単純な分かりやすさばかり求めちゃうと、
人それぞれに異なる価値観や、
状況・条件によって変わる答えを見失います。


だから。


言い手は言い方に気をつけましょう。


そして聞き手は聞き方に気をつけましょう。


それでは☆


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