この世界には、純粋培養された、
一切混じりっけなしの、
分かりやすい吉だけじゃなくて、


★凶に包まれた吉
★凶を含んだ吉
★凶に見える吉


などが意外に多いなって思います。


というか、本来の吉というのは、
そこに一部の凶を伴うものらしいのです。


ex.日光東照宮の陽明門逆さ柱


だから。


混じりっけなしの理想的な基地にこだわるあまり、
凶を毛嫌いしていると、吉を逃す恐れあり。


『凶時期だから買わない』
『凶方位だから行かない』
『凶家相だから住まない』


と、一部の凶だけを理由に、
やらない決断をしたとして。


何が凶かを知っていることは、
確かに素晴らしいです。


でも、全てを知っているわけではないはずです。


その凶の陰に隠れて存在する、
より大きな吉を見逃さないようにご注意を。


筋肉痛になるのが嫌だからと運動しなかったら、
肉体は衰える一方でしょう。


皮が硬いからと剥くのを面倒臭がったら、
栗・銀杏の美味しさを味わえないし。


自分が望み求める吉に、
望まぬ何か（不具合・不都合）がくっついてること、
この世界には良くあるのです。


癖の強い良縁とか、
理解しにくい効率的方法とか、
慣れるまでは難しい優れた道具とかが、
思っているよりも多く存在します。


そこで、癖や難解さや不慣れを理由に、


『だからダメ』


って判断してしまうと、
より良い道を見逃してしまいます。


吉の周りを取り囲む凶や、
吉にくっついてくる凶などを、
工夫し解決・対処してこそ、
手に入る幸運と良縁、いっぱいあります。


そして。


僕には、そういう吉こそが、
より現実的で実際的で、
自然な吉だと感じます。


混じりっけなしの理想の吉よりも。


現実的・実際的な吉は、
教科書通りってわけにいかず、
分かりにくいから敬遠されがちです。


でも、僕たちが運の知識を学ぶのは、
その分かりにくい吉を見逃さず、
上手に使いこなすためだと思うのです。


というか、僕が大切にしているのは、
そういう分かりにくい吉の取り扱いです。


そこを、大切に伝えていきたいです。


それでは☆


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