自分が好きなものは何なのか。


何度も何年も伝え続けていると、
集まってきます好きなものが。


自分の家族や友人や恋人が、
自分の好きなものを知ってくれていれば、
何かのときの差し入れや贈り物が、
自分の好きなものになります。


それって、とても素晴らしいことです。


好きなものを贈ってもらえる、
そういう自分はもちろん幸運。


ただ、それだけじゃ終わらない。


大切な人に喜んでもらえるって、
贈る側にとっても大きな幸運です。


何なら、その贈り物を作った他人まで、
ハッピーになれます。


そんな幸運の連鎖が起こるのが、贈り物です。


運の良い贈り物には、そこまで大きな力があります。


ですがこの素晴らしい幸運。


意外と成立しないもので。


偶然の成り行きに期待しているだけじゃあ、
滅多にお目にかかれないはずで。


なぜならそれは、自分の期待だけでなく、
相手の配慮も組み合わさって、
初めて実現する偶然の必然です。


自分の所にやってくる贈り物が、
必ずしも好きなものばかりにならない、
その理由を簡潔に説明すると。


1．自分が自分の“好き”を相手に伝えていない
2．相手が自分の“好き”を知ろうとしてくれていない
3．相手が相手の“好き”を伝えようとしてくれている


などが挙げられます。


“好き”は“都合・要望・欲求”と言い換えることもできます。


1．自分が自分の“都合”を相手に伝えていない
2．相手が自分の“要望”を知ろうとしてくれていない
3．相手が相手の“欲求”を伝えようとしてくれている


これらの原因により僕たちの元には、
期待と異なる贈り物が集まってきます。


それが普通だと思うのです。


それ自体は、決して悪運とは言い切れません。


人それぞれに都合があるし。


自分と相手の要望は同じとは限らないし。


個々の欲求の押し付け合いが資本主義ってやつだし。


だから、日常の暮らしの中で、
ストライクじゃない贈り物のやり取りがあっても、
それは全く問題なしです。


いつもの家族やご近所付き合いや、
職場でのおすそ分け・差し入れで、
色んな価値観が混じったものをもらったとしても、
悪くないです、悪運ではありません。


ただ。


本当に大切な人からは、
大好きなものをもらいたくありませんか？


そして、本当に大切な人には、
喜んでもらえるものこそを贈りたくありませんか？


特にそれが特別な場面ならなおさらに。


だとしたら。


『自分で自分の“好き”を相手に伝える』
『相手の“好き”を知ろうと意識を向ける』
『日常の中でお互いの“好き”をちゃんと表現する』


などは、手抜きのできない大切な課題です。


1度の会話では難しいはずです。


1日という短期間では誤解もあるでしょう。


けれど。


何度も何年も続けていると、
集まってきます好きなものが。


渡せるようになります、好きなものを。


好きの表現とは、好きを集める引力です。


自分が好きなものを、自らの表現で引き寄せ、
関わる全てのみんなに、
幸運の連鎖を広げて参りましょう。


それでは☆


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