方位学

現代的な吉方位旅行スタイルが確立したのは、
昭和の高度成長期です。


今からだと、およそ60年くらい前。


豊かになってきた日本人が、
飛行機・新幹線・自家用車など、
様々な移動手段を利用できるようになり、
各地の観光を楽しめるようになってきて。


そこにちょうどマスコミ主導での、
占い・オカルトブームがブワッと重なって、


『方角を大切にしましょう』


みたいな機運が一気に盛り上がりました。


その前の時代において、方位学などの知識や、
趣味・遊び・観光のための移動は、
一部の上流階級のためだけのものでした。


役人や商人を除いて、移動は制限され、
暮らしの範囲は限定されていました。


鎖国してたし、関所もあったし。


新婚旅行でさえ、江戸末期に、
坂本龍馬が起源と言われるくらい、
一般的な話ではありませんでした。


交通手段は徒歩が基本。


今でこそ小学生でも当たり前に、
飛行機で海外を目指しますが、
昭和初期でさえ徒歩が主流。


そんな時代に、


『運のために吉方位へ出かけましょう』


なんて定期的な旅行は、成立しません。


吉方位旅行の条件が整うのは、もっとずっと後。


戦争が終わって、復興が進み、
道路と交通手段と観光が発達して、
中産階級が増えた1960年前後からです。


ここまでを踏まえて。


小難しいことは抜きにして、
把握しておきたいことは以下の3つ。


→吉方位旅行の歴史は意外に浅い
→様々なルールや条件も未熟で発展途上
→交通手段や経済や情報の変遷と共に変動し続けてる


つまり。


絶対的な正解や、安定した基準など、
あるわけがないというわけです。


特に!


★インターネットの普及
★グローバリゼーションの激化
★価値観の多様化


などによって、吉方位旅行の手段や定義は、
ガラリと変わりました。


★通れば遠いほど良い
★高額であればあるほど良い
★伝統的かつ厳格な条件を守るほど良い


みたいな考えは、リセットした方が良さそうです。


だって、それ、昭和の話だもの。


また、神格化できるほどの伝統や歴史、
実はないんだもの意外に感じるかもしれないけど。


別の言い方をすると。


僕たちは今、自分たちの世代において、
吉方位旅行の歴史を作っている最中です。


試行錯誤の経験値を上乗せし、
時代や文化と折り合いをつけながら、
まだ生まれたての未熟な定期サイクルを、
育てている途中です。


だから変に固定観念に縛られず、
勇気を持って最適化していきましょう。


僕たちの世代次第で、
この吉方位旅行という文化を、
素敵なものとして次の世代に、
渡していけると思うのです。


暮らしが楽しく彩られるというか、
人生のメリハリがつくというか。


そういうものに育てた上で、
若い人に引き継いでいけたらいいなって、
いつも思っています。


それでは☆


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