鑑定や講座をしていて、
よく起こる“あるある”なのですが。
十分なご提案やご説明を終え、
合間、合間にご質問がないか確認した上で、
定刻を過ぎて終わりを告げたそこから、
『最後にあと1つだけ聞いていいですか?』
という台詞を、3回くらい、
いただくことがあります。
しばしばあります。
時間内に最後のあと1つが出てくることは少なく。
何なら鑑定・講座終了後からが本番です。
15分の鑑定ならば、
16分過ぎに出てきます。
60分の講座ならば、
61分になってから、
最後のあと1つが始まります。
時間の長短はあまり関係ありません。
『終わってようやくたどり着くあと1つ』
というのが、あるようなのです。
それらを踏まえて、僕は最近、
こう考えるようになりました。
すぐに口に出せるような、
表面的な不安や疑問って、実は、
特に相談するまでもないような、
前振り・呼び水のようなものではないのか、と。
それらを一通り出し終えて、
いよいよ区切りを過ぎた、
となって初めて、
『自分の中にある本来の課題』
に辿り着くのではないかなと。
もしくは。
聞きたいことはあるけれど、
それをいきなり口に出すのは難しくて、
終わりの終わり、もうこれで終了、
という段階になってやっと、
勇気を出して口を開ける、という方もいるはず。
気持ちは分かります。
僕もそういうところが確かにあります。
もしも、仮にそれが正しい推測だとしたら。
親や上司や指導者などが、
子や部下や生徒達に対して、
『枝葉はいいから本質を先に言え』
みたいに効率的に結論を求めるのって、
酷だなと思うのです。
そんなことができるなら、
親や上司や指導者など要らねーよ、
とまで思います。
枝葉を一通り確認し、
予定の時刻を過ぎてからの、
1分間が大事というか濃密というか。
とは言え。
試験日が終わってから勉強を始める受験生は凶です。
休み時間が終わってから休み始める怠け者も運が悪いです。
旅する当日になってから旅支度する慌て者は損をします。
そういう方は、流行遅れという悪運の持ち主。
それらは修正・対処の余地が大いにあるので気をつけて。
一方で。
自分の本質にたどり着き、
それを言葉で表現できるようになるまでには、
個人差はあれど、相応の時間がかかる、
この事実は確かにあるはずです。
だから、占い師の方はもちろんのこと、
上司や先生や両親の皆様におかれましては、
あまり焦らず、終わりが過ぎてからのあと1つを、
大切にするのが良いとお勧めいたします。
あと2つや3つがエンドレスに続くようならば、
『いいかげんにしろ』
とツッコンでも良いから。
それでは☆
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すぐに口に出せるような、
表面的な不安や疑問って、実は、
特に相談するまでもないような、
前振り・呼び水のようなものではないのか、と。
それらを一通り出し終えて、
いよいよ区切りを過ぎた、
となって初めて、
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もしくは。
聞きたいことはあるけれど、
それをいきなり口に出すのは難しくて、
終わりの終わり、もうこれで終了、
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勇気を出して口を開ける、という方もいるはず。
気持ちは分かります。
僕もそういうところが確かにあります。
もしも、仮にそれが正しい推測だとしたら。
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『枝葉はいいから本質を先に言え』
みたいに効率的に結論を求めるのって、
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コメント
コメント一覧
時と場合によっては(受験生のように)、時間を守る事が絶対条件の場面もあると思いますが、鑑定などの自分でも把握しきれていない問題を取り上げる時は、そういった懐の深さが大切なのだなと改めて感じました。
いつも素晴らしい発信ありがとうございます♪
どこかで線引きは必要だと思うのです、お互いのために。
けれど、ギリギリになってみないとたどり着けない気づきみたいなものは、大切だなと思います。