ほんの少しの余力と余裕を一瞬で確保し、
自分を取り戻すことができる具体策。


それが伝家の宝刀、


『遅刻しそうなときは遅刻しろ』


です。


→慌てるくらいなら怒られろ
→大事なときこそ急がば回れ
→速度を上げるリスクは大きい


と言い換えても良し。


これは二黒土気のゆうき行動で、
その効能は安心・安定です。


乱れた運が鎮まり、
波立った流れが穏やかになります。



急げばギリギリ間に合うかもしれない、
というときには、特に注意。


そこで、


『何とか間に合った』


という幸運と引き換えに、
摩擦や衝突や消耗を抱えることになると、
総合的に見て割りに合いません。


間に合わせるために無理を押して、
乱暴になったり、
ルールを軽視したりした場合は、
なおさらリスクの方が大きくなります。


視点は低くなり視野は狭くなり、
判断力も低下するから、失敗も増えます。


それと比較すれば、
遅れることで失う信用や、
遅れた結果の損害の方が、
小さいことの方が多いです。


もちろん、遅刻の仕方は重要。


遅らせると決めた時点で、
各関係者に潔く連絡。


伝え方も、穏やかに、丁寧に。


慌て急ぐ相手に対しては、
無理する必要がないことを説明。


そうして余裕と余力を取り戻せたなら、
遅れて失う運よりも多くの、
安心・安定が手に入るから心配なし。


これは誰でも実行可能な、
現実的・効果的方法のはずなのに、


『もしかしたらギリギリ間に合うかも』


という不確かな誘惑に勝てず、
みんな、なかなか思い切れません。


大切な商談の日や、
2度と同じ機会はない受験や、
真剣な交際の待ち合わせにおいて、


『失うものの方が大きい』


と考えたならば、
人を押しのけ、信号を無視し、
スピード違反する価値もあるかもしれません。


けれど。


それほどの一大事は年に数度あるかないかのはず。


そうではないカジュアルな場面でまで、
無意識にアクセルを踏んでいないか、
振り返り確認してみてください。


もしも不必要なスピード違反を、
惰性で繰り返しているとするならば、
1度しっかり遅刻を試してみて吉。


それでは☆


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