どんなに絆の深い家族や、
仲の良い一族だったとしても、
運の節目の場面では、
どこかしら揺らぎ、
ふらつくことになるのです。


家族や一族における運の節目とは、
財産相続や事業承継、
また供養の引き継ぎの場面です。


そこでの後継者選びや、
分担・分配の話し合いの際は、
一時的に運勢が不安定になります。


いつもとは異なる状況が発生する、
それが不安定ということです。


これまでずっと穏やかだった人も、
感情的になることが考えられます。


通常時は押しの弱い人が、
突然、自己主張をすることもあります。


他にも、ここでは挙げきれないほどの、
様々な不測の事態が起こり得ます。


別の言い方をすると。


相続の話をするときは、
不思議と土用のような作用が働き、
季節の変わり目でなくてもなぜか、
誰もが混乱しやすくなります。


だから、兄弟・姉妹間で、
すれ違いや摩擦が起こって当然です。


真剣に語るまでもないと思っていた、
微々たる財産で衝突したとして、
決して恥ずかしいことではありません。


誰かの人格の問題や、
誰かの責任という話ではなく、


『家運の節目に生じる不安定な運勢』


が原因だからです。


相続・承継・引き継ぎという営みは、
不安定という作用を持ち、
ただそれに触れるだけで、
関わる全ての人の運を一時的に乱します。


心も体も魂も、いつもと違う状態になります。


ただでさえ不安定なのに、さらにそこに、


→加齢によって弱る気持ち
→世代交代により揺らぐ力関係
→介護疲れで膨らむ不安や不満
→過去の軋轢による感情的しがらみ
→大切な人を失った喪失感


などが重なってくれば、なおさら揉めます。


それが嫌なら。


それを何とか避けたいなら。


そこでの苦労を減らしたいなら。


事前の情報共有が鍵です。


みんなが明るく接し合える、
安定的な運気の中で、
まだ相続も承継もずっと先と思えるうちに、


→財産はどうしていくのか？
→事業はどうしたいのか？
→供養はどうなっていくか？


などをネタに会話をし、お酒を飲み、
みんなの方向性をすり合わせて吉。


そういう場面にて、


『そんな話題は不謹慎』
『まだみんな元気なのに縁起悪い』
『そんなに財産が欲しいのか強欲め』


とか、話の腰を折ろうとする人が現れます。


そいつこそ、実際の相続の場面で、
面倒・問題を起こす張本人です。


忘れずブラックリストに掲載し、
みんなで共有しておいて吉。


未来の話を後回しにする人は、
その未来が来たときに、
率先してバタバタするものです。


そういう要注意人物をあぶり出すのにも、
事前の情報共有は役に立つので、
早速、予定を立ててみてください。


それでは☆


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