本来、凶という情報は、


『それを選択するなら対処が必要である』


ということを示す目安です。


対処さえすれば、
なかったことになる、
一切全く問題はない、
とまでは言えません。


けれど、対処することで、
被害・消耗・問題を減らせます。


対処が済んだ時点で、
不必要な不安を、
膨らませるなくて済むようになります。


そして。


どんな凶にも対処方法はあります。


凶時期に起こした行動は、
吉時期のリスタートによって対処可能。


凶方位への移動・滞在は、
吉方位にも移動・滞在することにより、
対処可能です。


凶家相であるならば、
吉家相に整えれば良いし、
悪縁に対しては、良縁で対処可能。


だから、


『今、あなたが選ぼうとしているそれは、凶である』


という情報は、とても役に立つのです。


対処が必要であることが分かり、
事前の備えや事中の注意、
事後の対応ができるようになるのだから。


ところが。


多くの方は違います。


凶が持つ恐ろしい響きにばかり目を奪われ、
必要以上の不安を膨らませ、
凶作用に怯える一方で、
まだ何も奪われていないのに、
どんどんすり減っていきます。


対処のための吉のことまでは知ろうとせず、
ただ不安を抱えて停滞を長引かせます。


まあ、仕方ないことなのかもしれませんが。


申し訳ない部分もあるし。


実はそれこそが、


『あなたに凶を伝えた人』


の戦略・意図なので。


そうやって恐怖心を植え付けることで、
支配や操作が楽になります。


物を売りつけたり、
指示を受け入れさせたりなどの、
様々な手間暇を省略することができます。


だから、あえて誤解するように、
仕向けた表現を広めてきたのが、
占いと呼ばれる業界の悪習です。


もはや誰も悪習とさえ意識せず、
そういうものだと定番化して、
受け継ぎ、日々営業に励んでいます。


そういう占いが、
伝統として業界的に成立している以上、
それはそれでアリです。


それを信条とする人を否定するつもり一切なし。


ただ、素直で誠実な僕の大切な人達が、
何も知らずに真に受けて、
凶に傷つき、凶に怯えるのは、
黙って見ていられないので、
西企画の方針をご提案いたします。


凶という情報は、


『それを選択するなら対処が必要である』


ということを示す目安です。


統計学上の不吉な予言でも、
確率論におけるトラブルのリスクでもなく、


『戸締りは忘れずにね』
『寒いから、マフラーしてきな』
『念のため、予備は持っていこうよ』


というメッセージと同じです。


戸締り忘れずにと聞いて、
絶対泥棒が入るんだ、
と思うのは誤解です。


マフラーをしていきなと聞いて、
私は風邪をひいて死ぬってこと？、
と大げさに受け取る人はいないでしょう？


気をつければ良いし、
気をつけ方はある。


だから。


凶というメッセージを、
縁起の悪い凶兆として受け止めず、
気をつける目安として活かして吉。


それでは☆


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