刀剣の目利きの専門家の方の話。


一流の一振りを見極めるためには、


『ひたすらに一流品だけを見続ける』


というのが最も効果的。


二流・三流の品々の違いを、
一生懸命に覚えようとしても、
見る目は育たない。


悪いものを見続けても、
真贋の区別が付くようにはならない。


むしろ、二流と三流に慣れちゃう。


そうすると、二流・三流の目になる。


その結果、一流が分からなくなる。


一流に焦点を当て、
一流の有様を目に焼き付けておけば、
おのずと、その他との違いも分かってくる。


という、目利き・鑑定眼の育て方に関して。


刀剣だけでなく、骨董・美術や、
芸能、音楽、料理においても、
共通するものでしょう、おそらく。


まずいものばかり食べていても、
本当の味の違いは分からないし、
むしろ、不味さが自分の基準になっちゃう。


そんな感じ。


で、運も同じようなところがあって。


悪運ばかり眺めていると、
災厄や八方塞がりや厄年や、
大凶方位には詳しくなりますが、
吉運との区別が付かなくなります。


どれが凶か？


というのは過敏に察知するけれど、


何が吉か？


が見つけにくくなってきます。


時には目の前にある幸運や良縁さえ、
凶に引っ張られて見誤るようになります。


例）方位が悪いから通勤（通学）が心配、等


基本的に、必要なのは、吉の知識です。


それで吉凶の区別が付くようになります。


『いつ転職すると凶か？』


ではなく、


『いつまでに転職するのが吉か？』


を探すのが行動計画です。


『行ってはいけない凶方位はどこ？』


ではなく、


『今年はどの吉方位へ行こうかな？』


ということを考えていれば運は整います。


複雑に見える現実を目の前にしても、
吉が分かる人なら、凶を避けられます。


凶ばかりを見続けても、
吉凶の区別がつくようにはなりません。


というわけで。


★どれが凶？
★その凶はどういう悪影響？
★ダメ？いけない？禁止？


など、凶が気になる方へ。


弊社にご質問・ご相談をいただく際は、


→どれが吉？
→その吉はどういう好影響？
→できることは？お勧めは？


という風に視点の切り替えを。


それでは☆


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