土用とは、


『恐ろしい悪運が押し寄せる不吉なとき』


ではなく、単なる季節の“変わり目”です。


でも、変わり目ってのは注意が必要。


交差点や踏切と同じ。


体の中なら腰など関節のこと。


相続や引継ぎのときだってそう。


パソコン・スマホのアップデート時期とか。


朝方や夕方は事故が増えるって言うし。


国境というのは色々な事情が交錯するし。


上記に挙げた変わり目ではみんな気をつけるでしょう。


それと同じ。


土用という季節の変わり目も気をつけて吉。


変わり目って、トラブルが起こりやすいです。


事故や失敗や故障や怪我の発生地帯。


主な原因の1つが、不注意です。


そこに気を向けることができず、
ボーッとしたまま準備不足で進入し、
他とは違う不安定な作用を受けて転びます。


逆に言うと。


注意をすれば減らせるのが、
土用中のトラブルです。


一時停止や左右確認で。
交差点の事故は減らせます。


事前の話し合いや根回しで、
相続の揉め事を予防できます。


ぎっくり腰や四十肩の痛みも、
気をつけていれば避けることが可能です。


土用という季節の変わり目も同じ。


気をつければ、意外に安全。


そして。


土用への気をつけ方として、
最も重要かつ有効なのが、
土用前の過ごし方です。


土用に入ってからあれこれ意識するのではなく、
土用になる前に先を見越して、
気をつけ、備え、体制を整えておく。


これが、


『土用に気をつける』


ということで。


交差点に猛スピードで侵入してから、


『気をつけなくっちゃ』


とか言っても遅い。


相続や世代交代が必要になってから、


『何を相続？誰が後継者？』


とか真剣になっても不具合は止められない。


気をつけ真剣になるのは、その前。


いざ本番を迎えたときは既に、


『気がついてる状態』


でないと、気をつけたことにならない


土用という変わり目も同じ。


本気を出すなら、土用前。


大切なデータをバックアップ。


お買い物は予算確保、可能なら予約。


土用保険（※）の準備も。

※土用保険とは

土用中に土用っぽいことが起こったときに開封する自分への栄養補給。利用例：『今日は嫌なことがあったから帰って土用保険のビールを飲もう』

可能なら、土用になる前に、
全ての心配を片付けてしまうのが安心。


土用になったら気をつけるものがない、
みたいな状態は最強。


でも、そうはいかないのがリアルライフ。


土用前にできないことがあるなら、
いつやるかを土用前にスケジューリング。


いつやるかさえ土用前に決めておけないなら、


『いつやるかを決める日（いつやるべきか分かる日）』


を土用前に決めておければ、それで良し。


要は、気をつければ、不安定の対策になる。


上記は、意識しないとできないことだけれど、
意識すれば、そこそこ楽にできるもの。


というわけで。


『今月は土用あり！』
『土用入りまであと3日！』
『季節の変わり目は慎重に！』


そう僕が言うのを聞いたとき。


または暦に書いてあるのを読んだとき。


土用中に何をしたらいけないかではなく、
土用前に何に気をつけるかを意識して吉。


それでは☆


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