運の見方を複数手に入れた場合。


色んな吉と凶を見つけられるようになるでしょう。


色んなものの吉と凶を調べたくなるはずだし。


ただし。


そこで求められるのが、分別と統合。


分別：目的に応じて使い分ける
統合：重なる部分をハイブリッドさせる


これができないと、吉がなくなり凶ばかりになります。


知れば知るほど、複雑になり迷宮入りします。


なぜならば。


どんな見方をしても吉となるような吉などないです。


あっちでは吉になるものも、
こっちだと凶になることがあります。


どんな吉も別の見方をすれば凶になり得ます。


それって真っ白なキャンパスを、
黒く塗りつぶしていくような作業です。


黒の上から白を塗っても、
灰色にしかならないです。


色々な運の見方を知れば知るほどに、


『黒！凶！』


で、人生が染まっていきます。


そんな風にして、色んな種類の黒を、
塗り重ね出来上がるのは、
暗黒の未来です。


それじゃあ、正しい運は読み解けません。


だから、分別と統合が欠かせません。


手を見るときは手相。


家を見るときは家相。


そんな使い分けはみんなできてるはず。


では。


人間関係の悩みは西洋占星術。


事業計画や転職計画は四柱推命。


そんな分別はできていますか？


また、複数の見解と接したとき、


『こことここが重なってるから、こういうことか』


という統合は？


そういう感覚が求められます。


そうしないと、多くの情報に振り回され、
塗りつぶされてしまいます。


情報の分別は、
目的によってのみ分かれるのではなく、
人や場面や縁なども影響します。


例えば、信頼できる相性の良い専門家がいるならば、
その人が複数用いる方法論の使い分けによって、
ちゃんとヒントをもらえるはずです。


また例えば、自分にとっての運勢は、
東洋系がしっくり来るけれど、
あの人にとっては西洋系の方が合う、
なども、よくある話です。


そこは、くれぐれも型にはめずはまらず、
柔軟に対応して吉。


繰り返しますが。


全てのロジックにおいて吉となるような、
全世界共通の正解など、ありません。


どんなに優れた吉でも、
何かしらにとっては凶となるものです。


運の吉凶鑑定基準や判断材料が増えるほどに、
僕たちの選択肢は狭まり、不自由になっていきます。


でもそれは、分別と統合ができていないからです。


使い分けつつ、重なる部分を探しつつ、
自分軸を保ちながら広い視野で運を見て吉。


それでは☆

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