お盆で実家に帰省し、
お仏壇に手を合わせる。


お彼岸に霊園へ向かい、
お墓参りをする。


どちらも、日本における先祖供養の、
最も代表的なスタイルでしょう。


つまり。


先祖供養には多かれ少なかれ、


『移動』


が必要です。


いつもの生活空間と、
先祖供養のための場。


その往復の道中に、


★嬉しさ
★楽しさ
★美味しさ


を見つけ、触れるのは大吉です。


供養の前後の寄り道は、
供養そのものの楽しさにも繋がります。


『今度のお盆は、みんなでＢＢＱしよう！』
『お盆で帰省したとき、みんなで映画でも観に行かない？』
『お彼岸のお墓参りのついでに、あのラーメン屋さん、寄りたいな！」』


そんな、先祖供養という大義名分に、
寄り添うように作る予定は、
ご先祖様を後ろ盾にした一族のレジャーです。


『おじいちゃんが、パエリア食べてみたいんだって！』
『おばあちゃんが、スーパー銭湯に行きたいって！』
『じいじとばあばを、ひまわり畑に連れて行きたい！』


ってことになって、それをきっかけに、
みんなでお出かけするようなものです。


先祖供養は、神事とは異なります。


自分のルーツと向き合う作業は、


★苦行
★修行
★儀礼


ではありません。


それって、もっと身近で、
より温かくて、ぐっと親しみのある行い。


誤解を恐れず、もっと言えば。


お盆やお彼岸を大変に感じるのは、
先天的な運命への、
理解とセンスと工夫が足りない証です。


お盆休みや秋分の日などの休日を、
ただの余暇として利用するのは、
さすがに僕も、賛成できません。


なぜならそれだと、
幸運と良縁を引き寄せる機会を、
１つ逃してしまうことになるからです。


一方で。


お盆の実家帰省や、
お彼岸のお墓参りをきっかけに、
その道中を楽しむ工夫は大賛成です。


そうなるように、知恵を絞り、
下調べをし、計画を立てて、


『先祖供養って楽しい！』


というスケジュールを育てるべきです。


結婚間近の恋人たちや、
新婚ポカポカの夫婦にとって、
お互いのご先祖様を供養することは、
デートのきっかけとして最高です。


家族にとってみれば、
思い出づくりのお出かけとして最適。


一族にとってみれば、
その結束と信頼を強めるための、
楽しい宴会の機会です。


その結果。


それを味わう子供や孫たち、
つまり供養の後継者たちに、


『先祖供養って、素敵なこと！』


と伝えることができたならば、
それが、先祖を供養するということです。


ただお仏壇の前に座り、


★昔の人から言われたこと
★どこかの誰かと同じような真似事
★世間一般で良いとされる常識


を繰り返しても、供養にはなりません。


他の人とは少し違う、


『自分なりの寄り道』


こそが、その一族にとっての、
本当の道となるはずです。


だから。


先祖供養をきっかけとして、
様々な楽しい寄り道を探して吉。


それでは☆

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