僕が取り扱う運の知識においては、


★否定
★批判
★文句


もまた、運を良くする上で、
必要な気であると定義されます。


否定が凶で肯定が吉、
なんて判断はしません。


否定と肯定、どちらも必須栄養素。


ネガティブな考えや愚痴や喧嘩を否定し、
暗黒面を自分の中から排除しようとすると、
運が乱れてしまうから気をつけて。


聖人君子にならずとも運は上がります。


むしろ、自分の中の弱さや黒さを、
受け入れてこそ陰陽が整い、
自分らしい人生を歩めるようになります。


東洋系の占いは、程度の差こそあれ、
どれも陰陽学の要素を持っています。


『相反する2つの要素は実は同じ1つ』


という考え方です。

陰陽

陰と陽のどちらが吉でどちらが凶か、
という受け止め方は大きな誤解。


否定が陰なら肯定が陽です。


で、その2つは同じエネルギー。
両方揃って陰陽。
どちらか一方に偏ると運が乱れます。


湧き出すネガティブな感情を、
自分から追い出す必要なし。


上から目線で自我を押し付けて来る人に、
拒絶感を持ってしまう自分を責めないで。


無礼な相手を目の前にし、
なんだテメーはコノヤロウ、
と心が発するのは自然な反応。


ムカつくバカに対し、
無理して菩薩の心を発揮するのは、
逆に不自然な歪みです。


それ“だけ”の自分は心配だけれど、
それ“も”自分ということなら、
陰陽揃ってむしろ吉。


『OK!』
『良い!』
『素敵!』
『嬉しい!』
『分かった!』


をベースに健やかな人生を歩むためには、


『NO!』
『悪い!』
『嫌い!』
『つまらない!』
『分からない!』


と表現する選択肢を捨てないで吉。


何でも嫌いじゃあ運は整わないけれど、
“嫌い”もある自分の人生は、
決して悪くはありません。


僕が時々、書籍やネットで見かける、
スピリチュアルな読み物の中には、


『相手を許して』
『全てを愛して』
『いつも前向きに』


みたいな言葉が並び溢れていることがあって。


それはそれで、決して否定はしないし、
確かに素晴らしいことだけれど、
無理してそれをやるのは運が乱れます。


本当に許すべき相手とは、
ネガティブな感情も持っている、
自分自身でしょう。


全てを愛すべきとしたら、まず、
あのバカにムカついてしまう自分から、
だと思うのです。


たまには後ろを向きたい自分を、
強引に力技で押さえ込み、
前だけ向いたところで運は開けません。


そこさえ、しっかり踏まえておけば、
批判だけで自分を見失ってしまうことも、
プラス思考という偽りの自分で苦労することも、
減らせるはずです。


それでは☆


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