おみくじというのは、
引いたその時点での、
短期的な自分の運の良し悪しを計る、
運試しなどではありません。


また、過去の自分は
運が良かったかどうかを判断するのでもないです。


すでに確定している未来を、
事前に知るためのものとも違います。


おみくじとは。


自分に必要なメッセージを知るためのツール。


引いたその時点で、


★抱えている問題
★目指している目標
★与えられている課題


を、解決する具体策が、
そこに記されています。


だから、記載されている吉とか凶とかいう、
評価だけを楽しむのでは、
とてももったいないです。


それだと、お神籤に書いてある情報の中から、
ほんのわずかな一部だけしか、
読み解けていないことになります。


そこには常に、


『どうしたら良いか』


の指針が示してあって。


『やったー、大吉だから無条件で全て上手くいく!』
『うわあ、凶だから何をやってもダメ!』
『へえ、吉かあ、可もなく不可もなくってとこね』


という認識だと、
誤解が生じる恐れ大です。


ただし。


お神籤に書かれている情報というのは、
常に抽象的な表現です。


そこに、具体的な解決策が、
分かりやすく書かれていることは、
ほとんどないわけです。


だから、役立つヒントを見つけようと思ったら、
自分なりに意訳して読み取る必要があります。
これはなかなか難しい作業です。


決して自慢ではありませんが、僕はこの、


『お神籤のメッセージを読み解く』


という作業が、職業柄、
慣れているので得意です。


友人と一緒にお神籤を引いたときは、
翻訳してあげたりするので、
なかなか便利な存在です。


ちなみに。


おみくじの有効期限、
と言ったら変な話ですが、
そこに記された吉凶やメッセージを、
いつまで意識すれば良いかというと。


最長で、引いた当年度中までです。
1年間ではなく1年度というのが重要。


多くの神社仏閣では、
お正月から大晦日までが1年度。


だから、大げさな話、
大晦日に引いたお神籤は、
1月1日を迎えた時点で、
有効期限終了となります(例外あり)。


そうして翌年度を迎えたら、
受け取ったメッセージもリセット。


新たなお神籤を引き、参考にして吉。


保管しているものは、
どんど焼きなどでお焚き上げを。


ところで。


僕は苦手なのですが、
世間では比較的人気のある、
おまけ付きのお神籤に関して。


いただいたお神籤に記されたメッセージは、
当年度限定のものなので、
来年度になったら終了。


一方、それにおまけで付いて来た何かは、
その先も継続的に利用して良い縁起物です。


特に注意書きがない限り、
期限を気にしないで吉。


以上を踏まえ。


★お神籤にはどんな意味があるのか?
★お神籤はどう活用すれば良いのか?
★お神籤はどんなときに引けば良いのか?


その部分の曖昧さを明らかにできると、
せっかくの神仏からのご加護を、
より誤解なく受け取ることができるようになるはずです。


それでは☆