お庭作りの中でも、
最も代表的な要所が植樹。


また、庭の吉凶鑑定の中でも、
まず目が行く見所が樹木。


どんな木を植えるのが吉で、
どんな木は凶と判定されるのか。


そのヒントを以下に。


基本的に果樹は凶

自宅敷地内に果樹を植えるのは凶です。


特に甘い実を付けるものは、
避けた方が無難です。


★桃
★栗
★柿
★ザクロ
★キウイ


などの果樹は、庭木には不向きです。


果樹をお勧めしないのは、
木に生るその甘い実が、
本来居住者に行くべき土地のエネルギーを、
吸い取ってしまうから、
というのが最も大きな理由です。


そのため、敷地外の農地や、
果樹園に果物が実るのは問題なし。


また、広大な敷地の一角に、
果樹がいくつか植わっているのも心配なし。


柚子やレモンなどの柑橘系も、
酸っぱいので関係なし。


でも、甘くなる品種なら避けて吉。


果樹への対処

『どうせ植えるなら食べられる果樹がいい』


と安易に考えて植えてみたは良いけれど、
ろくに管理も剪定もせず、
実らせっぱなしの腐らせっぱなし。


カラスとアリのために、
無駄にフルーツを放置する、
そのだらしなさが、問題です。


それは非常にもったいない、
非効率的な地の気の使い方です。


きちっと手入れし、
実を間引きし、丁寧に収穫して、
軽々しくお裾分けせず、
そのエネルギーを居住者が味わうならば、
上記の心配はなくなります。


もしもどうしても植えたいならば、
実った果物は居住者で全て食べて吉。


また、既に庭に果樹があるなら、
管理の仕方を見直して吉。


家庭菜園と果樹は別物

家庭菜園における野菜栽培程度ならば、
居住者のための敷地のエネルギーを、
奪ってしまうことはありません。


根の張り方や葉の広げ方、
糖度などを比べてみれば、
その差は一目瞭然です。


より深く根を張り、
より甘くなる果樹にリスクあり。


きちんと手入れし、
肥料を上げて管理されているなら、
家庭菜園にリスクなし。


また、果樹でも、地植えせず、
プランターなどを利用しているなら、
地気は安全です。


同じような理由で、
鉢植えの盆栽や観葉植物なども、
あまり神経質にならなくて良い植物です。


果樹以外にもある要注意樹木

・桜(さくら)
・榊(さかき)
・百日紅(さるすべり)


も、一般家庭の庭木としては、
あまり良くないと考えられます。


『絶対に、確実に、有無を言わさず、いけない』


ではなく、


『あまり良くない』


という表現が正しいです。


どの樹木も、家の庭より、
もっと適した別の場所があります。


公園や並木道や神社仏閣など。


桜はか弱い生き物なので、
乱暴な剪定はできません。


だから、剪定の必要などない、
広い土地に植えて愛でるのが良いです。


榊とは、文字の通り、神様の木。
一般人の暮らす一般住宅において、
必需品とは言えません。


例えば、敷地内に、


★氏神様
★屋敷神様
★お稲荷様


などの社があって、
その傍らに榊を地植えするなら、
必要性も必然性も良く理解できます。


榊があったら100%凶、
というわけではないので、
ご自身の中での必要性や必然性を、
それぞれに模索し、
納得していただくのが良いと思います。


人肌に似た木肌を持つ百日紅は、
人の霊気を吸って人のように成長する、
というような話もあるので、
避けるのが無難だと考えます。


榊も百日紅も、
神域(神社境内など)や、
あの世側(墓地)は吉。


また、会社・工場の緑地帯も問題なし。


庭木に適したお勧め5種

僕が過去に教わった、
昔ながらの運の良い庭木は、


『5M(ごえむ)』


と覚えさせられた以下の5つです。


1.まつ
2.まき
3.もち
4.もみじ
5.もっこく


上記の5つを庭に揃えると良い、
というのが古典であり伝統。


どれも管理の手間がかかり、
庭造りが好きな人でないと大変そう。


昔の教科書には載っていないかもしれませんが、
現代的な家のお庭ならば、


・オリーブ
・ユーカリ
・金木犀
・沈丁花
・紫陽花
・椿
・梅


なども良いと思います。


絶対ダメな木なんてない

『これは絶対植えてはいけない木』


などありません。


お勧めできない木はあります。
お勧めできない理由もあります。


でも、縁あって庭木として育っている場合、
その管理の仕方によって対処は可能です。


また、紅葉が庭にあるからと言って、
それだけで幸せになれるわけでもないでしょう。


だから、凶でも焦らず、吉でも安心せず、
できる範囲でお庭のお手入れをして吉。


それでは☆


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