今回のエントリーは、いつも以上に長い前置きですが、
ちゃんと運の話に結びつけるので、根気良くお付き合いください。
バイクという乗り物は、四輪の自動車と違って、
とても不便で不安定な乗り物です。
どれほど不安定かというと。
ゆっくり走るほどに運転が難しくなり、止まると倒れてしまいます。
これは自転車でも同じだから、みんな知っている感覚です。
適度なスピードが出ているときが最も安定しています。
臆病過ぎない、けれど安全な速度ならば、
手を離しても自然と安定的に前へ進んでくれます。
ところが。
スピードを出し過ぎると、今度は再び不安定になります。
風当たりは強くなり、摩擦は強まり、
ちょっとした路面の凹凸が大きな衝撃に変わります。
さらに、直進力が強まるほどに、ハンドル操作は難しくなり、
自分の思い通りの方向へ進むことができなくなります。
遅過ぎても、早過ぎても、転んでしまうのがバイク。
臆病になってノロノロと前進をためらうのも、
恐れを知らず慢心して過度なスピードを出すのも、
共に制御不能の事故へと繋がる乗り物です。
基本的に前にしか進めない、というのも不便だなと思います。
けれど、僕は好きです。
事故が起こったときのリスクを考えたり、
屋根付き、空調付き、音楽付きの自動車と比較をしたりすると、
『バイクって、危険で、不便で、良くない乗り物だな』
と、我ながら思うことはあります。
冬の運転なんて、風が染みる高速道路も落ち葉で滑る山道も、大嫌いです。
燃費の良さや、運転の楽しさ、風を切る爽快さがある反面、
それでは割に合わないと感じてしまうほどのデメリットに対し、
ブツブツと文句つけながら、それでもまたがってしまうのがバイクです。
なぜなのか。
移動手段ではなく、趣味としてバイクに乗るようになってから、
初めて感じるようになったことなのですが、
不安定な二輪の前進と人の運は、似ていると思うのです。
遅過ぎては停滞する。
早過ぎては乱れる。
適度な速度のときこそ最も安定的に前進する。
曲がりたいと思ったときは、スピードを落とす。
交差点においては、中途半端に加速せず、思い切って一時停止する。
バックはできず、前に進むことでしか未来を切り開けない。
そうして。
時々は転んだり滑ったり修理したり、
ガソリンを補給したりオイル交換したりしながら、
『んだよ、めんどくせーなー』
と時々は文句も言いつつ、今日もやっぱり前を目指す。
人はもっと、
★運は動かさないと停滞し混迷する。
★運にだってエネルギー補給やメンテナンスは必要。
★運は速度を落とさないと制御を失い曲がれなくなる。
という当たり前の基本を意識すべきです。
当たり前過ぎて忘れてしまいやすいから、意識する工夫が必要です。
僕はそこで、こよみを開き、また、バイクに乗るのだと思います。
どちらも、ある種の不便さを抱えているのは確か。
でもだからこそ、忘れちゃいけない運の基本を、
その都度、思い出すことができています。
それでは☆
★質問専用エントリー6
ご質問はこちらのコメント欄にて承ります。
記事本文とは関係のないご質問であっても、
こちらにコメントいただければご返信いたします☆
ちゃんと運の話に結びつけるので、根気良くお付き合いください。
バイクという乗り物は、四輪の自動車と違って、
とても不便で不安定な乗り物です。
どれほど不安定かというと。
ゆっくり走るほどに運転が難しくなり、止まると倒れてしまいます。
これは自転車でも同じだから、みんな知っている感覚です。
適度なスピードが出ているときが最も安定しています。
臆病過ぎない、けれど安全な速度ならば、
手を離しても自然と安定的に前へ進んでくれます。
ところが。
スピードを出し過ぎると、今度は再び不安定になります。
風当たりは強くなり、摩擦は強まり、
ちょっとした路面の凹凸が大きな衝撃に変わります。
さらに、直進力が強まるほどに、ハンドル操作は難しくなり、
自分の思い通りの方向へ進むことができなくなります。
遅過ぎても、早過ぎても、転んでしまうのがバイク。
臆病になってノロノロと前進をためらうのも、
恐れを知らず慢心して過度なスピードを出すのも、
共に制御不能の事故へと繋がる乗り物です。
基本的に前にしか進めない、というのも不便だなと思います。
けれど、僕は好きです。
事故が起こったときのリスクを考えたり、
屋根付き、空調付き、音楽付きの自動車と比較をしたりすると、
『バイクって、危険で、不便で、良くない乗り物だな』
と、我ながら思うことはあります。
冬の運転なんて、風が染みる高速道路も落ち葉で滑る山道も、大嫌いです。
燃費の良さや、運転の楽しさ、風を切る爽快さがある反面、
それでは割に合わないと感じてしまうほどのデメリットに対し、
ブツブツと文句つけながら、それでもまたがってしまうのがバイクです。
なぜなのか。
移動手段ではなく、趣味としてバイクに乗るようになってから、
初めて感じるようになったことなのですが、
不安定な二輪の前進と人の運は、似ていると思うのです。
遅過ぎては停滞する。
早過ぎては乱れる。
適度な速度のときこそ最も安定的に前進する。
曲がりたいと思ったときは、スピードを落とす。
交差点においては、中途半端に加速せず、思い切って一時停止する。
バックはできず、前に進むことでしか未来を切り開けない。
そうして。
時々は転んだり滑ったり修理したり、
ガソリンを補給したりオイル交換したりしながら、
『んだよ、めんどくせーなー』
と時々は文句も言いつつ、今日もやっぱり前を目指す。
人はもっと、
★運は動かさないと停滞し混迷する。
★運にだってエネルギー補給やメンテナンスは必要。
★運は速度を落とさないと制御を失い曲がれなくなる。
という当たり前の基本を意識すべきです。
当たり前過ぎて忘れてしまいやすいから、意識する工夫が必要です。
僕はそこで、こよみを開き、また、バイクに乗るのだと思います。
どちらも、ある種の不便さを抱えているのは確か。
でもだからこそ、忘れちゃいけない運の基本を、
その都度、思い出すことができています。
それでは☆
★質問専用エントリー6
ご質問はこちらのコメント欄にて承ります。
記事本文とは関係のないご質問であっても、
こちらにコメントいただければご返信いたします☆
コメント
コメント一覧
・・・バイク乗りさんの「バイクに乗る事とこよみと人生論」なんか、カッコいいです!
自分の趣味や学びの中で「・・・あれ?!なんか人生と同じじゃん?」と気が付いてしまう事って、ありますよね。。。
日々、どうぞお気をつけて、バイクに乗られてくださいね(^^)
wancoさん
> 自分の趣味や学びの中で「・・・あれ?!なんか人生と同じじゃん?」と気が付いてしまう事って、ありますよね。。。
仰る通りで。
全く異なる分野や文化にも関わらず、
ひと続きのパズルや物語のように、
同じ流れの中で繋がっていく経験、
ときどき、やってきます。
> 日々、どうぞお気をつけて、バイクに乗られてくださいね(^^)
ありがとうございます。
土用が明けたら、2017年の初乗りをしたいと思います。