2017年1月8日(日)。

毎年恒例、お正月明けの第1日曜日。

雪やみぞれの天気予報が出る寒い朝。

今年も無事にどんど焼き完了。

前年を穢れを火の力で昇華するお清めの儀式。

しかも、今回は鍛冶屋組の組長として、準備段階から。

繭玉(紅白のお団子)作りから、火起こしに昇華まで。

いつも参加するだけの立場だったので、

『誰のおかげで成立する儀式なのか』

が良く分かり、とても勉強になりました。

ちなみに、過去のどんど焼きレポートはこちら。

★どんど焼き2010レポート
★どんど焼き2011レポート
★どんど焼き2012レポート
★どんど焼き2013レポート
★どんど焼き2014レポート
★どんど焼き2015レポート
★どんど焼き2016レポート

念のため、どんど焼きの復習を。

▼どんど焼きとは

大きな炎で積み重ねた過去の厄を焚き上げ、
新しい年の無病息災を願う火祭り。

左義長(さぎちょう)や道祖神祭り、とんどなど、
地域によって様々な呼び名及び様式があり、
またそのやり方も色々だけれど、火を用いるのは共通。

史実としては、平安時代から続いているほどの、
けっこう古くからずっと続いている伝統的お清め。

・正月飾り
・縁起物
・お守り

など、自分をトラブルから守り、
幸運を招き入れてくれた様々なツールを、
お焚き上げにて処分するには、最適な機会。

※縁起物を燃やすのはダメというルールを持つ地域もある。



朝の8時に集合し、点火。
(ちなみに先輩方はもっとずっと早くに到着)

01.点火

今回、組長だからという理由で、
初めて最初から参加したおかげで、りっぱな櫓を見ることができました。
いつも、あらかた燃えてしまってから現場に着くので。

02.一気に昇る炎

すぐに高く昇る清めの炎。

03.炎

1年間、ときどき思いついては読み返し、
ずっと保管してきたいくつものお神籤。

この機会に全てお焚き上げしました。

04.お神籤

火が落ち着いてきたところで、繭玉の準備。

05.繭玉

06.紅白

画面からは伝わらないかもしれませんが、
どんど焼きの炎はとても大きく、
5m離れていても顔が火照るほどに熱いです。

堅くなったお団子を食べるには、火で炙る必要があります。

そんなわけで、みんなが熱い熱い言いながら、
輪になって繭玉を炙るこの何気ない行為が、
自然な火のお清めの儀式になっているのが、素晴らしいです。

07.自然とお清め

スルメイカが登場するのも定番です。

10.するめも

ちょっと焦がしてしまったお団子。
麺つゆ×砂糖のソースに付けていただくお清めグルメ。

11.お清めグルメ

焼き終わった後は、火に背を向けて女子会。
午後から雨→雪になったくらい寒い日でしたが、
火の周りはそんなことを忘れさせる熱気でした。

12.女子会

川の水を使って消火し、火が消えたことを確認して解散。

13.消火

8時点火→9時繭玉焼き→10時解散&消火という流れ。

いつも、遅く参加し早く帰るだけだったので、
ようやく全体的な流れが見えてきた感じ。

組長の役割はもう1年続くので、今後はさらに、
地元の儀式運営に潜入し、大切な伝統を受け継いでいきたいと思います。

それでは☆