
経費を使って社用で行く凶方位は、それほど心配ありません。
方位の効能は、良くも悪くも、
『身銭を切った分だけ手に入る』
という等価交換の法則が働きます。
例え当人にとって出張先(出向地)が凶方位だったとしても、
交通費も宿泊費も食費も組織の予算で賄ってもらえるならば、
当人だけが悪運を請け負うということはありません。
もちろん、経費だけで全てを賄うことは難しく、
自分の個人的なお金や時間や労力を持ち出さざるを得ないだろうから、
『一切の凶作用なし』
とまでは言えません。
だから、何らかの対処は必要です。
けれど、プライベートで自由に出かける旅行と、
オフィシャルな理由で制約を持って出かける出張を、
全く同じ種類のものとして扱い、
『吉でなければいけない!』
『凶であってはいけない!』
と神経質になるのは、知識の運用がズレています。
個人が個人のお金と時間と労力を使って出かける個人旅行は、
その吉作用も凶作用も、個人の元へと還ってきます。
一方。
企業が企業の予算・経費を用いて社員を派遣する出張や出向は、
個人だけではなく、法人も運を担う当事者となります。
だから、凶だからと社命に逆らったり、
自分だけ運が悪くなると不安を抱えたりするのは、
今日、今このときを境に、考えを改めて吉。
その反抗や悩みは、方位学の理論を誤解した、不自然な反応です。
ただし!
『せっかくだからついでに』
という感覚で、出張先の現地にて、
実費・私用を増やしてしまうのは避けて吉。
そこで自分のお金と時間と労力を使ってしまったら、
本来なら法人にも負担してもらえるはずの方位の作用を、
がっつり自分で抱えてしまうことになります。
会社や顧客や事業を理由に出かけているにも関わらず、
・ここまで来たから温泉に
・どうせだったら名物を
・せっかくだからお土産を
と個人の希望を言い出すからには、等価交換の法則により生じる、
その分のリスクも背負うことになって当然です。
という話をすると、
『でも取引先の付き合いで温泉を断るわけにはいかない』
『マーケティング上、どうしてもご当地グルメを食べざるを得ない』
『会社の同僚にはお土産を買っていかないと気まずい』
なんてご質問をいただくことが多いのですが、
それらはどれも必要な経費であり、
仕事の一貫として求められるお金と時間と労力です。
もちろん、無理なく避けることができるならそれが理想ですが、
無理して避けることで不具合が出るならば、それこそ悪運です。
出張の際、仕事で求められる、確かな必要性と必然性が揃った業務ならば、
それが凶方位であろうが、スパ・グルメ・ショッピングであろうが、
自信を持って心配なく課せられた役務を果たしましょう。
その代わり、
『せっかくのついで』
というプライベートな欲求は封印し、
個人的な用事との抱き合わせは避けて吉。
それでは☆
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