変り目というのは運が乱れやすい場所であり期間です。


変り目では、八白土気の作用が働きます。

P135:08八白

八白土気の作用とは、変化であり改善または改悪です。


自分が今、変り目の場所にいるならば、慎重に過ごして吉。


自分が今、変り目の期間にあるならば、注意して過ごして吉。


その場所や期間は、不安定なだけに運の浮き沈みが激しくなります。


道だったら、直線より交差点やカーブが怖いです。
だから、車・自転車のスピードは十分に落とすこと。
歩行者も、視線を上げて周囲を確認する必要があります。


人体だったら、腰や肩などの関節。
そこは運の消耗が激しく、また運の疲れが溜まります。
関節の手入れや治療を怠ると、人体の機能が乱れます。


建物だったら、部材と部材の継ぎ目。
自然災害による被害や、経年変化による劣化は、
この継ぎ目の部分を中心に出てきます。


事業だったら、世代交代や引き継ぎのとき。
古い時代と新しい時代の中継地点においては、
企業や組織や体制の一時的に機能不全に陥り、総合力が落ちます。


一族だったら、財産や供養の相続のとき。
仲が良かったはずの親戚や家族でさえ、揉めるのが相続です。
ほんのわずかな遺産でさえ、混乱の原因になり得るのが相続です。


運勢だったら、季節の変わり目、土用中。
春夏秋冬の継ぎ目の18日間は、運が乱れます。
心も体も魂も不安定になり、判断を間違えやすくなります。


だから、


・変わり目
・節目
・継ぎ目
・交差点
・分岐点


など、人生の変化の場面においては、運を意識して吉。


一時的に不調や停滞になることもあるかもしれません。
信頼していた人間関係が、乱れることもあっておかしくありません。
いつもだったら通用した方法が、役に立たなくなることもあるでしょう。


曲がり角なのに、直線と同じ感覚とスピードで突っ込めば事故を起こします。


相続なのに、いつもの会話と同じような感覚と成り行きで進めれば失敗します。


土用なのに、何の準備も意識もなく過ごしていれば、不安定の波に飲まれます。


でも、変り目だと思って向き合えば、過ごし方も変わってくるはずです。


誰にとっても、いつの時代も、変り目は注意のとき。


けれど、そこで流れに乗ることができれば、
V字回復や、改善改革や、軌道修正に成功します。


そのためには、いつもとは異なる過ごし方が求められます。


もしも今、自分が抱える不調や停滞や不具合が、
変化の場所や変化の時期にあることが原因だったとするならば、
そこから抜け出すのは、過ごし方次第で、実は意外に簡単なのかもしれません。


それでは☆