命名に関して。


文字の画数だとか、陰陽五行の配列だとかが、
当人の一生涯の運勢に及ぼす影響の有無や強弱なんて、
実際のところ、僕には良く分かりません。


統計学的に信用できるデータなんてどこにもないし、
科学的に証明可能なカテゴリーでもないので理論武装も不毛です。


・○○という本に書いてあったから。
・△△という先生が言っていたから。
・□□という流派は間違いないから。


なんてのは根拠として非常に脆弱なので、
自信の拠り所とするならば、自分の感性や経験則くらいのものです。


ただ、氏名が思いのほか強い影響力を持つという実感は、確かにあります。


名は体を表すというコトワザがあるくらいだから、
昔の人もきっと同じように感じていたのでしょう。


だから、それが新生児であろうが、会社であろうが、
商品であろうがサービスであろうが、
名付け親の責任というのは、本当に重いです。


それで決まる未来もあると思います。
全部ではありませんが、定まる確かな一部はあるはずです。


僕は命名鑑定という仕事を通して、
その命名という責任重大な作業の一端を担うことが多々あります。


最終決定権は常にご依頼者様にあるので、
僕には選択肢を示したり、候補を挙げることまでしかできませんが、
それでもなお、毎回、他の業務が手に付かなくなるほどの、
ゲッソリするようなプレッシャーを感じながらご提案をします。


その際、


『この名前ならば、自信を持って選択肢として残せる!』
『この名称ならば、納得して候補に挙げられる!』
『この文字ならば、きっと運が良くなる!』


と判断するに足る根拠というのは、実は画数や配列ではありません。
その理由は、既に先に挙げた通りです。


それらは文字の組み合わせや構成の目安にはとても役立つし、
確かな安心材料の1つとしても優秀かもしれないけれど、
決め手になるかと言えば、そうでもないわけです。


では、何を支えに、


『これなら行ける!』


となるかというと。


★偶然の必然
★必要性と必然性
★意図せぬ偶然の一致


などの、計算外の出来事です。


命名のために、ご依頼者様とやり取りを繰り返していると、


『その漢字が以前から頭に浮かんではいた』
『何となくそういう響きが最近気になってる』
『家族や友人に聞かせたら、みんなが不思議と愛着を持ってくれてる』


というような、予期せぬ符号がポツポツと現れてくる瞬間があります。


そういう場面に立ち会うと、


『あ、じゃあ、つまりそういうことですね、これで行きましょう』


と安心して前に進むことができます。


逆に言うと。


どれだけ練りに練って、運の理屈を根拠に、
最上級の組み合わせを見つけたとしても、
当事者にとって納得がいかなかったり、愛着が持てなかったり、
違和感があり続けるような名前ならば、良い命名にはならないと思います。


そういうわけで。


新生児の命名に頭を抱えているご両親様。
新商品のコピーライティングに悩んでいるご担当者様。
新店舗の屋号が決まらないまま迷っているオーナー様。


困ったときは、占い師に頼るより、偶然の必然を探して吉。


周囲との会話の中に隠れている、必要性や必然性を見逃さないように。
思わぬシンクロニシティーに、もっと自信を持って良し。


それが唯一無二の正解に辿り着く、最も信頼できる根拠だと思います。


それでは☆


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《西企画の日常:ピクニック》

東京から蛍を見にやってきてくれた友達が、
おむすびをいっぱい作ってくれたので、
それを持ってピクニックへ。

梅雨の悪天候だった予報も上手く外れ、
ちょうど良い空の下、お弁当を。

外で食べるご飯は、味が増す気がします。

昔から、遠足はお弁当とおやつが楽しみだった子供でした。

今もそういう食い意地は変わらないままです。

ピクニック