
大切なものを大切にする。
大切ではないものにまで、無駄な手間隙は割かない。
ここまではどちらも通常運行。
みんな当たり前のこととして、そうしているはず。
難しいのは、
『一見大切には見えないけれど、実は大切なもの』
『普段は当然だと思っているけれど、実は当然じゃないもの』
『すっかり慣れてしまっていて、正しくその価値を把握できていないもの』
を、ちゃんと大切にできるかどうか。
どれも、気付くことさえ大変だし、
気付いたところで、実行するのにも壁があるもの。
例えば健康。
健康が大切ではない、という人はいないはず。
病気や怪我の際は、その価値に気付かざるをえないはず。
けれど治癒した後は再び、いつもの当たり前の生活に戻ってしまう。
お心当たりはありませんか?
僕も、理屈や知識としては、大切な物や事や人、重々承知です。
けれど、その全てを、常にちゃんと大切にできているかどうかは、
正直なところ、全く自信ありません。
いや、もっとハッキリ言うと、できていません。
お恥ずかしい限りです。
けれど。
全ては無理でも、一部であるならば、ある程度まで、実行できています。
具体的には。
毎年1つ、テーマを定め、
『今年はこれだけは大切にしよう』
『あれは来年になったら大切にすることにしよう』
『それに関しては、確かに去年、意識して大切にした』
ということを、常に実践しています。
そういう生活を1年ずつ積み上げていくと、丸10年目を迎えたとき、
『10年かけて全てのことを大切にしてきた』
と言えるような仕事や生活の組み立てをしています。
そのテーマを定めるために、こよみを開き、運勢を調べます。
それが僕にとっての、年の運勢の活かし方です。
★年の運勢のテーマ
一白水気の年:集中(1つのことに専念し集中)
二黒土気の年:継続(続けてきたこと、続けていくこと)
三碧木気の年:挑戦(新しいこと、未知の分野)
四緑木気の年:連絡(縁を繋げ伸ばすこと)
五黄土気の年:再生(新陳代謝、スクラップ&ビルド)
六白金気の年:協力(組織、チーム、体制)
七赤金気の年:整理(洗練、減らす、削る)
八白土気の年:変化(変えること、変わること)
九紫火気の年:知識(知ること、教わること、調べること)
こよみ(運勢)を基準にしたテーマ設定のメリットには、
主に以下の5つを挙げることができます。
★運勢の意義と効能
1.日常に埋もれる大切なことの掘り起こし(見逃さないで済む)
2.お金と時間と労力の均衡(特定の分野だけに偏らないで済む)
3.力や情熱の集中(限られたエネルギーを効果的に使える)
4.計画性(下手に頭を使わずとも目標が決められる)
5.客観性(感情や価値観に惑わされず理性的な選択ができる)
これが、理屈っぽく頭でっかちなくせに、
考えれば考えるほど答えを間違えやすくなる自分にとって、
非常に便利で心地良いスタイルになっています。
全ての分野を毎日、毎月、毎年、常に意識しながら、
ずっと大切にし続けるというは、
僕という人間の実力を大きく越えた課題です。
けれど、それを年ごとに1つずつ振り分け、1年に1つの目標を設定し、
10年かけて順番に大切にすることならば、僕にもできます。
運勢を、当たり外れの占いとして捉えるのではなく、
こよみに表記された1つの行動の目安だと思って活用すると、
仕事も学習も交際も、すごく楽に楽しくなるのではないかと思います。
それでは☆
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