お金のトラブルは、運の停滞を、目で見て知ることができる分かりやすい例です。
お金に置き換えることで当人のエネルギーの出入りが可視化されるので、
帳簿や通帳により、ある程度の運の良し悪しを把握することができます。
ましてや、そこでトラブルが起こっているならば、
何らかの運の不具合があるのだろう、と推測するのは、
誰でもできる簡単なことです。
借金やローンそのものは、決して運の悪いことではありません。
それこそ、帳簿や通帳を見れば、そこはすぐに判断できます。
それに対し、
・借金で首が回らない
・悪いローンに手を出しちゃって
・身内にお金を借りて迷惑をかけている
となったら、子供でもそのヤバさに気付くでしょう。
『そんな自転車操業をいつまで続けるつもり?』
『過払い金て、どれくらい前の分まで請求できるか知ってる?』
『悩んでいるなら一度専門家に相談してみたら?』
とか何とか、助言をしたくなってしまうこともあるかもしれません。
けれど。
そんな風に冷静に言えるのは、借金で困っていない人だけで。
当事者はそんなこと百も承知。
詳しくは分からなくても、何らかの手段はあるのだろうと知っているし、
いつかは何らかの手を打たなくちゃいけないと自覚しているし、
このまま孤独に問題を抱えていてもどうにもならないと心の底から思ってる。
けれど抜け出せない。
そしてまた、銀行以外のところからお金を借り、
負の連鎖の中に飛び込んでいき、
自分の運をすり減らしていくことになるわけです。
だから消費者金融を利用するのは、いつも大体同じ人。
縁がない人は、生涯縁のないまま終わり、
ハマった人は、ずっと債務に負われることになります。
そういう感じ、悪運の連鎖にも良く似ています。
運という知覚しにくいエネルギーは、
お金のように数字で現れてくれるならばまだしも、
それ以外の縁や仕事や健康においては分かりにくいもので。
幸運も悪運も、第三者ならば一目で気付くような簡単なことも、
当事者にとってはそう簡単に客観的な状況判断ができなくて。
『私は騙されない』
という人でも騙されることはあるし、
『私は健康』
という人の中で進行していく病気はあるし、
『私は間違っていない』
という人ほど不正解を選びやすい状態にあります。
そして、自分が騙され病み間違っていることに、
薄々気付きながらもそこから抜け出せず、更なる深みにハマります。
『あなた、騙されてるし病気だし、間違ってるよ』
とか、そういうときに言われても、素直に認めることはできません。
では、どうしたら良いのか?
1つ、具体的な解決方法をご紹介すると。
自分がもしも、バッドな状態に陥ってしまったとき、
それを指摘してくれるような信頼できる縁を育てておくこと。
別の言い方をすると。
『この人の言葉は素直に聴かなくちゃ』
という存在との繋がりを、複数作っておくこと。
すでに上記にも示しましたが、
『自己判断で何とかしよう』
と思ってもどうにもならないのが、
借金地獄であり悪運のスパイラルです。
また、そういう状態においては悪運の臭いを嗅ぎ付けて、
魑魅魍魎が寄ってくることも多いので、
『みんなの意見に耳を傾けなければ』
というのも、非常に危険です。
自転車操業をする前に作っておいた絆こそが重要です。
運が悪くなる前に育てておいた縁からの指摘に価値があります。
好調時(または不調になる前)というのは、
もしも自分が悪循環にはまってしまったときの、
脱出の糸口を作っておくことも課題なのかもしれません。
運が悪い人の所には、運の悪い縁が集まります。
悪運は、運の悪い人の所在を嗅ぎ付け侵入する術に長けています。
本当に信じるべきは、運が悪くなる前につむぎ繋げた信頼関係です。
それでは☆
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