子育て

子供は自分で自分の運を直接良くすることができません。


最も身近な保護者や、住まい及び学校など、
周囲の環境から間接的にエネルギーを摂取し運を育てます。


・住環境の状態
・周囲の大人の言動
・学校や塾での出来事
・マスコミの情報
・映画や本などのイメージ


などは、どれもとても重要なエネルギー源です。


自分が運動したいからする、というよりは、
漫画の主人公がしていることを観て、
それがモチベーションになるような感じ。


もちろん、大人にもそういう部分はありますが、
成長と共に、そのエネルギー変換機能は、
衰えていく傾向があるようです。


上記を踏まえて。


定期的に頂く鑑定依頼やご相談、ご質問の中に、


『子供の運を良くしてあげたい(悪くしたくない)』
『だから子供に吉方位へ行かせたい(凶方位へ行かせたくない)』
『子供に合わせて住環境を選び、家相を整えたい(自分のことは二の次にして)』


というようなものがあります。


お気持ちは良く分かります。


愛する乳児や、か弱い幼児を守り育てるために、
保護者が自分の運を棚上げし尽くすという自己犠牲は、
生命に備わる本能とも言えるかもしれません。


けれど、間接的にエネルギー変換する子供の成長の仕組みを、
周囲の大人が充分に理解していないと、
逆効果や期待外れで、大人も子供も損をするようなケースが出てきます。


大人が自分の運を犠牲にし、子供の吉を選んでばかりいると、
子供の運は間接的に悪くなっていきます。


大人がどんなに頑張って子育てをしても、
住む街や通う幼稚園、保育園や、学校が最悪だと、
残念ながら、子供の運はどんどん停滞していきます。


もっと端的に言うと。


『身近な大人が幸運で、かつ成長環境が整っていれば、
そこに含まれて育つ子供の運は、自然と良くなっていく』


となります。


子供の運を上げようと思ったら、大人は自分の運を上げる必要あり。


運の吉凶の選択基準は、大人主体のものになっていくことになります。


『うちの子さえ吉であるならば、自分の運なんてどうでも良い』


という考え方はノーセンスということになります。


『この子のために』


という想いが強いならば、


『自分がしっかり栄養補給しなくちゃ』


という感覚が、結果として、必要になります。


『この子のために』


と思ってこそ、住む街や暮らす家をちゃんと選び整える必要があります。


それって『教育』『子育て』『躾』と同じくらい大切なものとして、
子供が近くにいる大人みんなが、
持っていても損はないんじゃないかと思います。


もちろん何事も、過ぎてしまうのは良くないですが。


また、子育てにおいて、子供に勉強をさせたいと思ったら、
周りの大人がまず勉強をすべきです。


子供にだけ勉強をさせて、自分は火曜サスペンスを観ていちゃだめ。


勉強をするエネルギーは、勉強をしている親から手に入れるのが子。


もしもいきなり勉強が大変であるならば、例えばまず、
大人である自分が本を読むことを始めてみるとか、
一緒に美術館・映画館へ出かけたりしてみるとか。


過ぎてしまうのは良くないので、そんな自然な流れが良いと思います。


18歳を過ぎたら、親にできることは一気に限定されます。


満18歳の誕生日を迎えた以降は、子供ではなく成人とし、


『ここから先は本人次第』
『周りが、とか環境が、とか漫画の主人公が、とか甘いこと言ってんな』
『自らの意志と行動で、必要なエネルギーを直接的に手に入れ呼吸しろ』


という認識に変更して良いと思います。


それまでは、子は親の鏡というより、


『子は自分と環境から運を得て生きている』


と思って、考え動くことができると、
それこそが、子供の運を育む土台になるはずです。


過激な教育論やテクニカルな子育てメソッドに頼らずとも、
子供の運を育てることは可能です。


子供の運の半分は、最も身近な保護者の運の良し悪しで作られています。


もう半分は、住居や街など、暮らす環境の良し悪しです。


近くの大人と環境が良ければ、子はフクフクと運を膨らませます。


それでは☆


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