大凶方位の鑑定方法と、その対処のお話を。
大凶方位とは、占い師の都合や直感によって、
不規則・ランダムに決まるのではありません。
普遍的な暦と、融通利かない方位学の規則によって、
案外シンプルに、イメージされているよりは簡単に、
ビシッと答えが導き出されます。
ただ、この世界には色々な暦と色々な方位学があるので、
『あの人はこう言っていた』
『別の本にはこう書いてあった』
『検索したら異なる答えが複数出て来た』
みたいな状況になりがちです。
それでもやはり、
『一般的に』
『より多くの専門家に採用されている』
『基本的な方位鑑定の仕組み』
というのはあります。
で、今回はその内の1つ。
本命殺と的殺(本命的殺)に関して。
本命殺及び的殺の基本と諸説
運を観るための特殊な暦に掲載されている盤において、
自分の本命星が持っている数字が回った方位を本命殺(ほんめいさつ)、
その正反対の方位を的殺(てきさつ)と呼び、大凶方位とします。
健康運や仕事運を著しく低下させる、というのが、そのデメリット。
ここまでは、東洋系であるならば、
どんな専門家も、どんな方位学も、
似たような見解を持っていて、そこそこ一般的です。
で、そこから先の話。
本命殺より的殺の方が悪影響が大きいとか小さいとか。
本命殺を意識的に用いることで、
業を落とすことができる秘伝があるとかないとか。
的殺の方位の気が、自分にとって相生するか、相剋するかによって、
吉凶が変わったり、凶作用に程度の差が出たりするだとか。
やむを得ず、的殺という大凶方位を用いることになった場合、
相生&相剋によって、対処法は変わるだとか。
これは、諸説云々が出てくる可能性、大いにありだと思います。
私見や流派の価値観が入り込む余地がいっぱいなので。
『どれが正解なの?』
『どれが間違ってる?』
『自分の場合は大丈夫?』
というご質問をいただいても、お応えしかねます。
僕にもそれは分からないからです。
西企画の本命殺と的殺
ちなみに僕の考えでは。
本命殺も的殺も、どちらも同じ大凶方位だと思います。
また、その方位の相生と相剋はどうかとは無関係に、
一律、大凶、と判断します。
やむを得ずに本命殺や的殺方位へと移動せざるを得なくなった場合、
その対処法は、我ながらワンパターンな、いつものやつです。
『吉方位を利用する』
ということ。
凶方位の対処として吉方位を利用することが、
具体的にどういうことだか分からない、という方は、
以下のエントリーを確認してみてください。
★凶方位の対処方法
今年、自分にとっての本命殺や的殺がどの方位なのかは、
西企画のこよみをチェックしていただければ分かるし、
他社のものでも、掲載されていることが多いです。
そして、それは健康運や仕事運に悪影響を及ぼし、
かつ、細かい理屈抜きで大凶になることを知ってもらえれば、
それで十分だと思います。
より効果的な対処
もう一歩踏み込んで。
で、万一、本命殺や的殺に行かねばならぬとき、
または既に行ってしまったというとき、
対処として、より効果的に吉方位を利用しようと思ったら。
▼九星別本命殺及び的殺の対処方位
★一白水星:北
★二黒土星:南西
★三碧木星:東
★四緑木星:南東
★五黄土星:南西+北東
★六白金星:北西
★七赤金星:西
★八白土星:北東
★九紫火星:南
※各方位共に吉で用いること
より効果的な対処を望む場合は、
長期計画を立てて実行する必要があります。
長期計画とは年単位の先読みのことです。
10年先までの方位の吉凶を調べ、
行くべきときに行けるようにスケジュール調整をします。
『今月は無理!』
『今すぐできないからヤバい!』
『今年中に行けなくても大丈夫?』
というのはいずれも誤解なので、まあ落ち着いて。
いつもお伝えすることですが、方位とは遅効性です。
今年、本命殺や的殺を冒してしまったからと言って、
今年中に人生に多大な悪影響が生じるということはあり得ません。
だから、焦らずゆっくり暦を開き、
より効果的な対処の機会を探して吉。
それでは☆
★質問専用エントリー5
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こちらにコメントいただければご返信いたします☆
コメント
コメント一覧
「仕事運悪くなるのか〜いやだな」と、しばらく不安に思いましたが、ひとつは毎月行かなければはらない場所。もひとつはお彼岸や御盆に出掛けないほうがいろいろと気がかりな場所なので、気にせずいくことにしました。
かわりに、今年はひとつしかない吉方位に好きなカフェがあるので、ちょこちょこ出掛けようと思います。
先程ひさびさに「こよみ」を開いたら、今年は学習中心の年であることを思い出しました。
興味ある講座があるのですが、二の足を踏んでいたのです。お金もかかるし、20代の若者ばかりのなか、やっていけるか迷ってました。
1ヶ月迷って諦められないし、「学習」の年に聴きたい講座があるなら、やってみようとふんぎりつきました。
「こよみ」に背中を押してもらった感じがします。ありがとうございました。
harunamusanさん
> 「こよみ」に背中を押してもらった感じがします。ありがとうございました。
こちらこそ、こよみがあることを思い出し、
良きタイミングで開いてもらってありがとうございます。
その後『え?まさか!』なことになりました。。
それ以前にも色々とやらかしていたので
何がどうという理由付けすらままならない程
でした、、。
いまにして思うと懐かしいことですが
当時は大変だったような気がします。
自分の場合八白ですので、良くも悪くも
こんな感じなのかもしれないです。
それよりも、
『(あの時から)修正できてよかった!』
という思いがまず先ー。
悪い場所はリカバリーできる、
このことが、ありがたくもあり
勉強にもなります。。
猫ラヴさん
> かつて、本命殺の場所で長期間研修を受け、
> その後『え?まさか!』なことになりました。。
本命殺の悪影響の怖さは、体の健康運の低下以上に、
『自分らしさを見失う』
という心の健康運の低下にあると思います。
心神喪失は、自覚の難しいトラブルなので。
早めの対処が求められます。
>悪い場所はリカバリーできる、
ほとんどの凶運は対処可能です。
そのために、吉凶鑑定をします。
凶と知ることで運が良くなることは多いです。
人生相談的な内容の投稿すみません・・。
本命殺 的殺は私はかなり 行ってしまっていました。
何故か、本命殺が多かった気がします。
本命殺 的殺を犯してしまったら
自分の本命星の私は六白で北西の吉方位が良いのですね
南西や 東南でもなく北西じゃないとダメなのは
欠けてしまった自分自身の吉運を取り戻すという感じですね。
今年は北西は吉方位なので、今年北西いっぱい取ろうと
思います。
今日は南西方面の10キロ先の大きな公園(新宿御苑)に
行きましたら、なんだか前向きになりました。
やはり諦めず、吉方位に行ったほうが良いですね。
yukiさん
> 本命殺 的殺は私はかなり 行ってしまっていました。
> 何故か、本命殺が多かった気がします。
凶方位へ行った、という経歴は、
決して珍しく不思議なことではありません。
というか、みんなそうです。
凶方位の方が圧倒的に多いのだから。
けれど。
『本命殺ばかりやけに行ってしまう』
というご自身の流れは、決して良い傾向ではないし、
確率的にも普通のことでもないので、
どこかで断ち切る努力をした方が安心です。
本命殺の悪影響そのものへの心配より、
本命殺ばかり行ってしまう悪循環を、
そろそろ終わりにして吉。
> 本命殺 的殺を犯してしまったら
> 自分の本命星の私は六白で北西の吉方位が良いのですね
はい。
本命殺の対処として最も効果的なのは、
『本命の方位+北』
という感じです。
> 欠けてしまった自分自身の吉運を取り戻すという感じですね。
はい。
乱れ散ってしまった本命の気を、
本命の方位に行って補いまとめる、
というイメージです。
本命殺 的殺ばかりは本当に断ち切りたいです。
『本命の方位+北』が良いのですね。
yukiさん
> 『本命の方位+北』が良いのですね。
はい。
本命殺の悪影響とは、主に3つ。
1.気の混濁
2.気の分散
3.気の薄弱
自分を構成する気が、
混ざり飛び散り薄くなることで、
健康運を中心に運が停滞するのを、
本命殺とします。
そのとき。
混濁と薄弱に対しては、
本命の方位によって対処可能。
一方。
分散に対しては、散り散りになった気を、
集積し結束させるのに、一白水気が必要。
ってことで北も併用して吉。