お会計

望むものを手に入れるために必要な、
最低限の経費さえ出し惜しみ、
身銭を切った分を損益に計上してしまうような方がいます。


それではなかなか運は良くなりません。


『ほんの少しの損もしたくない』


そう思って取り組むなら、運の世界に手をつけるのは、
やめておいた方が傷つかなくて良いと思います。


そういう感覚は、


・投資
・人間関係
・独立


など、異なる別の分野においても同じことが言えるわけですが、
特に運の世界においては不向きとなる器の問題です。


ちょっとのリスクや不具合さえ神経質に苦にする人は、
本来ならば削るべきでない必要な経費や手間隙まで、
損に勘定してしまうことが多いです。


試行錯誤の過程における失敗を、


『ちょっと痛かったけど勉強代だと思えば』


なんて解釈で簡単に受け入れることは、確かに難しいかもしれません。


小さなリスクで大きなリターンを狙えるのが理想だし、
楽して安全に大きな成果を手に入れてこそ利益率は高くなるという、
商人のセオリーは間違いないものと認めます。


けれど、人生において、そんな美味しい話はそうそうありません。


ましてや運には等価交換の法則が強く働きます。


・自然と勝手に向こうからやってくる幸運と良縁
・なんの対価も払わず手に入る吉時期や吉方位
・手間も暇もかからない吉家相


そんなものはありません。


必要な対価を損として計上してしまう人は、軽々しく運に手を出さないで吉。


一方。


お金や時間や労力を惜しむつもりがない人は、


『じゃあ、自分は大丈夫!』


と思うかもしれませんが、ちょっと待ってください。


損というリスクの中には、


・なかなか選べない吉
・選ばざるをえない凶


というのも含まれます。


まじりっ気なしの完璧な吉はほとんどないし、あっても選ぶのが難しいものです。
それと比べ凶というのは多いし、大凶を選ぶのは非常に簡単です。


その現実を知らない人が、


『ほんの少しのリスクも冒したくない』


という感覚で運の世界に飛び込むと、わずかな凶作用を嫌って、
その先にある大きな吉を逃してしまうことがあります。


または、ほんの小さな凶運を恐れ、不安を抱えることになります。


堅実で無難なのは吉ですが、少しのリスクさえ受け入れられず、
それを上回るリターンを放棄してしまうのは、あまり運の良いことではありません。


いずれにしても、幸運と良縁を求める場合、


『ほんの少しの損くらい当然でしょ、現実世界でもそうなんだから』


くらいの器量で飛び込んで行かないと、
あり得ないような甘い言葉に騙されてしまったり、
神経ばかりすり減らして疲れてしまったりなど、
どんより暗くなってしまうのでお勧めできません。


よくよく考えてみると。


ある程度のお金と時間と労力を運のために支払うことができて、
かつ、ある程度の凶を苦にせず受け入れることができるならば、
もしかしたら、そういう自分は、もう既に、運が良いのかもしれません。


ご自身はどうか、一度、確認してみてください。


それでは☆


《西企画の日常:セレブ生活》

『あるものでササッとお料理』

というのが好きです。

先日作ったのがこちら。

セレブパスタ

いただきものの白トリュフオイルと、
いただきものの高級パストラミポークで、
思わぬセレブなパスタが仕上がりました。

パストラミなんて、自分で買ったことありません。
というか、いつも行く庶民はスーパーマーケットでは、
見かけたことさえありません。

白トリュフオイルとなれば、なおさらです。

本当にありがたく、おかげさまです。