金庫

お金を使おうと思ったら、ある程度は貯めることが先。

それと同じで。

ご縁を使おうと思ったら、やはりまずは貯めることが必要になる。

それが運の世界の考え方です。

実際には、お金と縁は異なるものです。

縁は銀行などの専門機関に貯蓄できないし、
恩は常にどこでも引き出せるわけではありません。

だから、上記はあくまで例え話ではあります。

けれど、

・人脈
・人徳
・話題
・評判
・共感

などの蓄積がないままに縁を運用しようと思っても、
当然ながら、ない袖は振れないため、上手くいきません。

お金も縁も、信用という点においては同質で、

『どちらもある程度の蓄えがないと上手く機能しない』

という部分は同じ。

それが運の法則です。

いきなり知らない人に話しかけたら、怪しまれます。

義理人情を軽視する人が他人に義理人情を求めるのは、不自然です。

話題もないのに会話が盛り上がるはずがありません。

ところが。

いずれも、十分な蓄積があると、一気に縁は機能します。

全く信用がない人は、誰にも相手にしてもらえませんが、
十分な信用があれば、みんなが繋がりを維持してくれます。

上記のような理由から、縁のトラブルの原因は、

『少ない貯蓄(使えるだけの蓄えがない)』

または、

『(蓄えが少ないのに)無理な運用』

このどちらかがほとんどであると言えます。

つまり、お金のトラブルと原因は同じです。

そして。

実は、少ない貯蓄が原因となるトラブルは、お金と縁のみに限らず、

・知識
・技術
・気力や体力

などにも当てはまります。

蓄積がないのに使おうとする知識。
積み重ねがないのに使おうとする技術。
余力がないのに頑張ろうとする自分。

どれも怪我の元です。

貯まるのを待たずに使ってしまおうと焦って失敗してしまう人。

すっかり使いきってしまって、それでもなお絞り出すように無理して落ち込む人。

もう十分に貯まったと過信してしまい、フライングしてしまう人。

どれも貯蓄不足が原因です。

ここまでが、前提。

ここからが、本題。

使うお金を準備しなかった人が、

『お金を使うことができない!なぜだ!?』

と悩んでいたら、

『んなの当たり前じゃん』
『今まで散々浪費してきたのが悪いんでしょ』
『それはうん、まあ、仕方ないよねえ』

となるはずです。

考えるまでもありません。

ところが。

運の話になると、残高どころか存在さえあやふやなので、
特に貯蓄の意識はない人が多いし、
実際に貯蓄がないにも関わらず、
使おうとしては失敗してしまう人がいます。

お金に限らず、仕事や生活や交際などを、
人生の舞台において運用しようと思ったら、
一定以上の貯蓄が不可欠となります。

裏を返すと。

★人脈
★知識
★経験

の積み重ねが足りないならば、それ、運用しないで吉。

その人脈を利用すると期待が外れます。
その知識を応用すると間違えます。
その経験を活用すると失敗します

その恐れが非常に大きいから、やめておいた方が無難です。

運を上手に使えないことが、今の自分の悩みになっているとしたならば。

もしかしたら、やり方が間違っているのではなくて、
蓄えが一定量に達していないからかもしれません。

一度、立ち止まって振り返り、考えてみてください。

運も、縁も、十分な貯蓄がないにも関わらず、
使おうとしてしまっていることが原因とは考えられませんか?

だとしたら。

自分の能力や才能や方法論を見直すのではなく、

『もっとちゃんと蓄えて吉』

が正解です。

そして、そういう方が非常に多いです。

無い袖は振れないのがこの世界の摂理です。

それを強引に振ろうとするからトラブルが起こります。

仮に振れたとしてしわ寄せが生じます。

どこかに負担が集中し、誰かに迷惑をかけることになります。

そうならないように。

自分の運の残高は、定期的に確認するようにして吉。

それでは☆

《西企画の日常:著しい成長》

一緒にいるときは、膝の上が、
子鹿のシャンピエントフ氏の定位置です。

良い塩梅を自分で見つけて、すっぽり納まります。

ところが。

最近、膝からはみ出てしまうほどの成長っぷり。

5ヵ月前は片手に納まったのに。

もうさすがに子猫とは言えなくなってきました。

巨大化