出会いが吉で別れが凶なんて判断基準、運の世界にはありません。


どちらも確かに運が動くきっかけとはなります。


けれど、どちらか一方のみが縁起の良いラッキーではない。


そこは誤解しやすいので注意。


出会うべくして出会った人とは、別れもまたちょうど良い時期となる。


それが自然の摂理であり、偶然の必然。


出会いは必要だけれど別れは不必要、なんて分別の仕方、縁の法則の中には無し。


それが大切な繋がりであるほどに、ちゃんと出会って、ちゃんと別れることになる。


そう考えられます。


別れの種類が、


『喧嘩して離れ離れになる』
『疎遠になって忘れ去られていく』
『合わなくなって会いたくなくなる』


など、ネガティブなものだけに限定されている場合、
寂しさや悲しさばかり感じることになると思います。


でも、出会いのみが吉で別れは凶なんてこと、ありません。


・卒業や栄転
・親離れや子離れ
・上京や帰郷


上記に伴う泣き笑いは、ただ悲しく寂しいだけではないはずです。


そもそも。


別れという言葉にネガティブな響きしか感じない人は、
縁の特性を誤解している恐れがあります。


出会うとは近づくことの最初。
別れるとは離れることの最初。


縁には深浅や遠近はあるけれど、断絶や隔絶はありません。


深くなったり、浅くなったり。
近づいたり、離れたり。


それを繰り返しながら、繋がり続けるのが縁の本質。


出会ったから繋がったのではなく、繋がっていた人と近づくのが出会い。


別れたから切れるのではなく、一時的に距離を遠ざけることになるのが別れ。


そして、ずっと深く近い縁は、残念ながら吉とは言えず、
適度な距離感があってこそ、長く成立すること、
忘れてはいけないと思います。


いわゆる、親しき仲にも礼儀あり。
縁の長持ちの秘訣は、大切な人にこそ一線を引いて依存しないこと。
ちょうど良い塩梅の他人行儀こそ、人間関係を円満にします。


とは言え、なかなかそれが難しいのがリアルライフ。


個々に感情があるし、都合があるし、体調もある。


結婚したら、離婚もする。
入社するから、退社もする。
生まれたからには、死なざるを得ない。


思い通りにばかりはいかない人生の中で、やむを得ず、
出会いと別れを繰り返しながら、縁の調整作業を続けることになります。


でも。


出会うべくして出会った人とは、別れもまたちょうど良い時期となる。


そうして深浅と遠近を調節しながら、ちゃんと繋がっているから、大丈夫。


自分の運を信じて吉。


『いや、私は自分の運に自信がない』
『だから、縁の繋がりも、自然に任せておけない』
『事実、これまで出会いと別れには泣かされてばかり』


という方。


四緑木気の運の補給をお勧めします。

P135:04四緑

四緑木気の吉運は、縁の深浅と遠近を適度に調節するための原動力となります。


★南東への吉方位旅行
★南東でのお水取り
★南東の吉家相


上記の工夫で四緑木気を十分補給したならば。


改めて確認。


出会うべくして出会った人とは、別れもまたちょうど良い時期となる。


それがあるから、良縁を長く保つことができる。


相手が顧客だろうが家族だろうが組織だろうが、
ずっとべったりくっ付いてばかりじゃ、お互いに運が悪くなります。


自分の運を信じ、自分の縁を信じて、世間と向き合えば大丈夫。


それでは☆


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