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通常、住居とは、建てるのは一瞬ですが、維持管理は一生です。


また、住居の維持管理には、建てるのと同等、
もしくはそれ以上のエネルギーがかかります。


だから、家を維持し管理するためのお金と時間と労力を確保できない人は、
軽々しく家を買ったり建てたりしない方が良いと思います。


それらの経費や責任を持ち主と分担することが可能な、
賃貸物件を選んでおいた方が、みんなハッピーです。


個人的な感覚としては、家を建てるだけなら、楽です。


お金さえあれば何とでもなるし、お金がなくても何とかなります。


問題は、その後。


そこでより良い暮らしを維持するのに、相応の努力を続けられるかどうか。


そして、そこで求められる相応の努力の代表例が、掃除です。


日々の営みを楽にする工夫


住居の維持管理と言えば、外壁の交換や屋根の葺き替えなども、
10年から15年に1度、定期的に必要。


けれど、それらのケアは環境条件によって大きく変わってくるので、
できることと言えば、備えとしての積み立て定期をしておくくらい。


一方、お掃除は日々の営み。


これが効果的にできると家相は大きく向上するし、
これを効率的にできるなら住居の購入や建築の障壁も減ります。


お金をケチるべきではない設備


そこで、家相の良し悪しや住居選択に関わってくる、
掃除という維持管理の具体策に対して、僕からご提案があります。


掃除道具にはある程度までお金をかけ吉。


より性能の良いものや、より楽になるものを選んで吉。


それらは比較的高価な場合が多いのですが、
家相のことを考えると、そこに投資する価値はあると思います。


例えば、掃除機やモップ、布巾などは、
下手に家そのものにお金をかけるより、費用対効果が高いです。


掃除道具にかける予算を確保するためならば、
エアコンや照明やカーテンのランクを少し落としても良いほどです。


家そのもので手持ちの資本を使い切ってしまい、
または予算以上を住居建築に充ててしまい、
家を維持管理するための掃除道具にまで手が回らないのは、凶。


思わずお掃除が楽しくなってしまうようなお気に入りの掃除機や、
サッと一拭きで多くのホコリを取ることができる便利なモップは、
それなりのお値段がするものなので、そこまでを建築費に組み込んで吉。


掃除道具の多くは消耗品


専用の道具だけでなく、それに付随する消耗品の管理も大切。


大げさな話、汚れたボロボロの雑巾でお掃除しても、運は良くなりません。
劣化して機能が低下した道具を使い続けるのは、
余計に疲れるだけでなく、新たな悪運を呼び込みかねないので注意。


掃除機のメンテナンスやお掃除ロボットの部品交換も大切。
そこを疎かにすると機能は日々低下していきます。


掃除道具の収納場所は大事な家相


さらに、掃除道具は、その収納場所も工夫が必要です。


キッチンの掃除道具は、キッチン周辺が最適な配置。
玄関の掃除道具は、玄関周辺に配置し、
お風呂の掃除道具はお風呂の近くにあってこそ吉。


つまり、掃除道具は目的に応じて複数の種類&個数が必要であり、
かつ、それを考慮した収納の配置が必要となります。


ゴミ箱の間取りも忘れずに


欲を言うなら、ゴミ箱も、意識できると運が良くなります。


陰気が溜まる場所なので、他の空間より綺麗にしておきたいです。


100円均一の安っぽいものではなく、インテリアに馴染むものを選んで吉。


できればフタ付きが理想。


維持管理こそ家相学の要


どんなに良い家でも、掃除道具とゴミ箱をケチると運が落ちます。


それは建築構造や間取りの良し悪しの問題ではなく、維持管理の不具合に繋がるからです。


家相にこだわる方にとってみれば、上記の話は物足りないかも。


トイレの配置や鬼門の防御を語った方が興味を持ってもらえるのかもしれません。


けれど、それよりもっと大切なのが、掃除道具やゴミ箱。


建築以上に維持管理こそ大事、というのが僕の考えです。


これから住居の建築や購入を検討している方だけでなく、
今住んでいる家の運をより良くしたい方も、
維持管理のために割くお金と時間と労力を、少し見直して吉。


それでは☆


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