
お清めには主に5つの方法あり。
五気(木火土金水)による五系統です。
★五気を用いたお清め
木:良い声、良い音、良い音楽は、災厄を吹き飛ばすお清め。
火:火で炙ったり燻したり燃やしてしまうのは、お焚き上げのお清め。
土:交換・修理などによるリニューアルは、新陳代謝のお清め。
金:叩き鍛える鍛錬や、なめし磨く研磨は、凶を追い出すお清め。
水:水で綺麗に洗浄するのは、穢れを洗い落とすお清め。
どのお清めも、昔から、世界の各地で使われてきた、伝統的な方法です。
最も代表的でかつ作用が強いのは、水の浄化と火の昇華です。
その詳細は過去のエントリ−にてご紹介したことがあります。
★浄化と昇華 ー水と火を用いたお清めー
けれど、木・土・金のお清めも十分に効果的です。
かつ、生活に取り入れやすいので、以下にざっくりご紹介を。
木気のお清め
木気は風であり音の震え。
聖域や清めの儀式の場において、音・歌・楽器はしばしば用いられます。
良からぬものを祓い清めるために、鐘を鳴らし、歌を歌い、楽器を演奏します。
住居の軒先に飾る風鈴や、日本庭園に配置するししおどしも災厄を祓うツール。
火の用心の拍子木やお祭りでのお囃子も同じ。
時空間のお清めには、即効性を持って瞬発的に広がる、素敵な音の震えが最適。
土気のお清め
土気のお清めとは、新陳代謝による半永久性。
伊勢神宮が20年ごとに遷宮するのと同じ。
壊し造ることで、または修理・修繕することで、良い状態を維持する方法。
どんなに古くなったものも、手入れをすれば清まり生まれ変わる。
古くなってしまった大切なものには、何らかの土気のお清めが必要。
金気のお清め
どんな物も、事も、人も、そのままの状態では不純。
叩き、磨き、鍛えることで穢れが取り除かれ、より良い状態になる。
例えば、テレビの映りが悪くなったとき、バンと叩いて直そうとする昭和的なアレ。
体を鍛錬することも、住居の床磨きをするのも、実は金気のお清め。
停滞し、汚れが溜まり、曇ってしまったところには、金気のお清めで対処。
5つのお清めの使い分けと併用
時間・場所・機会によっては、水と火が使いにくい場合もあります。
また、1つの方法だけでは足らず、複数を併用した方が良い場合もあります。
そうすると、浄化と昇華以外にも様々なお清めの具体策があることを知っておくのは便利。
上手に使い分けることでより楽にお清めができるようになるし、
併用するほどに穢れを祓い清める効果は強まります。
多くの方は、既に無意識にやっていたりすることも多いでしょうが、
知って意識し活用できると、さらに運は良くなるはずです。
それでは☆
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