運動

運は動から生じます。


これを運動の法則とします。


動かないと始まらない。


動くことで始まる。


運を動かすためには常に行動が求められる。


動かないと運は停滞します。


その場に止まったまま何もしないでいれば、運は意外に早く悪化します。


特に大きな凶を冒さなかったとしても、です。


一時的な停止は全く問題ありませんが、継続的な停止は運のリスクです。


何も悪いことをしていないのに運が悪くなるなんて、まさに悪運だと思います。


そんな理不尽な損害を防ぐために、人は本能的に、停滞を警戒します。


動かないでいることに違和感や嫌悪感を覚え、なんだか気持ち悪くなります。


何もしないままの自分に対し、このままでいいのか、と心が発します。


それってつまり、運が悪くなることへの予防策であり、危機管理能力です。


運が停滞していく過程で、行動を促す機能が、予め備わっているわけです。


その結果、停滞を感じ取ると、人はモヤモヤします。


動けないストレスや、動きたい焦りや、でも思い通り動かない落胆などです。


このモヤモヤは、主に以下の2つの未来を暗示します。


1.行動が止まり、これから停滞する。
2.行動が促され、これから回復する。


完全に停滞すると人はモヤモヤを感じなくなります。


停滞する自分を肯定してあげないとハートのバランスを保てないからです。


だから、モヤモヤするのは、入り口か出口であることがほとんどです。


停滞への入り口。
停滞からの出口。


このどちらかに足を踏み入れると、人はモヤモヤを感じます。


そのとき。


できることをやらないモヤモヤ。
できないことをやれないモヤモヤ。


この2つは同じ悩みであったとしても、全く異なる性質を持ちます。


できないことがやれないのは当然であり、それは悪運でも凶作用でもありません。


当たり前の成り行きなので悩む必要なし。


ただし、モヤモヤを解消し現状を打開するためには、一手間かかります。


ちょっとだけ面倒です。


一方、できることなのに手を付けられないのは、何らかの障壁が考えられます。


その壁を乗り越えなければ、運は停滞まっしぐらです。


その割りに、対処は楽です。


『つべこべ言ってないで、やれ』


これで停滞から脱出できます。


できないことをやれないモヤモヤに比べたら、何てことはありません。


では、やらないモヤモヤではなく、やれないモヤモヤを解消するにはどうしたら良いのか?


何でも始めから『不可能』と結論付けるのは凶です。


できない結論を出してしまった時点で、もう動きようがないからです。


そのままずっと止まっていたら停滞確定です。


最終的には、その結論を正当化し、モヤモヤを感じなくなってしまいます。


そうではなくて。


★何ならできる?
★どこまではできる?
★どうすればできる?


こう考え、自分でハードルを再設定してみる。


高過ぎた障壁を下げてみる。


その結果、


★これはできない
★ここからはできない
★そのやり方ではできない


そんな、ハードル以上のものが明確になり、


『できないものはできない』


と開き直るのは、あり。


ありというか、そこに辿り着けるのは運の良いことだと思います。


でもそのときには、ワンセットで、


『これはできる』
『ここまでならできる』
『このやり方ならできる』


という、停滞打開の糸口も手に入っているはずです。


ここで大切なのは。


運は動より生じるという、運動の法則。


停滞した気は動けば動かせます。


100点を取らなくて良いし、完璧を目指す必要はありません。


誰もが驚嘆するような努力や、万人を認めさせる成果も不要です。


そんなことは始めから求められていない幻想。


自分が勝手に創造した自分を縛るブロック。


動けば始まる運がある。


動こうとする本能は予め自分の中にある。


あとは動けるように、ほんの少し、自分で自分をサポートしてあげるだけ。


自分でやるのが難しいならば、僕がお手伝いいたします。


でも、自分の運は自分で決めるもの。


自分で動かし、自分で手に入れる未来にこそ、本当の素敵さがある。


だからまずは、自信を奮い立たせ、自分で挑戦してみて吉。


それでは☆


【告知】講座のお知らせまとめ@千代田 2015年下半期


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