富岡甘楽広域市町村圏振興整備組合消防本部にて、
念願の普通救命講習を受講してきました。

★普通救命講習

日程:2015年8月18日(火)
時間:9時00分から12時00分(2度の休憩を入れて3時間)
場所:富岡甘楽広域市町村圏振興整備組合消防本部
資料:応急手当講習テキスト(会場にて配布)
料金:無料(ただし事前の問い合わせ及び予約が必要)



これは昔から『西企画の一員』としてずっとやりたかったことです。


・鑑定中
・講座中
・講演中


などに、目の前で大切な人達が倒れてしまったとき、
オロオロと指を加えてみているしかない自分であることが嫌だったので。


また、今後の非常時(災害時)の備えとして、
非常用持ち出し袋備蓄品だけでは命を救えないと思ったので。


代表取締役就任後、僕の最初の強権発動は、


『スタッフ全員で救命講習を受ける!』


にしようと、実は前から決めていたことで。


みんなにスケジュールを調整してもらって、行ってきました。


今回学んだ内容は以下の通り。


カリキュラム


0.準備運動
1.ビデオー応急手当の基礎知識ー
2.心肺蘇生法の説明
3.休憩(10分)
4.細かな手技の確認
5.休憩(10分)
6.効果確認持ち時間5分
7.修了証授与
8.質疑応答

・応急手当の方法論は、時代と共に変わってきている。
・昔、教わった方法や、当たり前だった常識が、今も通用するとは限らない。
・過去に学んだ人でも、定期的に確認しておくことで、万一のときに役に立つ。


1.ビデオー応急手当の基礎知識ー


まず25分間のビデオで応急手当の基礎知識を学びます。

・救急車が到着するまでの平均時間は約8分間。
・それまでに救命処置があれば命が助かる確率が2倍になる。
・2分以内に救命処置があった場合、助かる確率は50%近くまで上がる。
・救命処置が可能なのは、たまたま現場に居合わせた人だけ。
・心肺蘇生の前に、心停止の予防が大切。
・危険な状態を見て見ぬ振りせず、早期認識し通報(119番や周囲への声がけ)。
・一時救命処置→心肺蘇生のための応急手当(居合わせた人による胸骨圧迫やAEDの利用など)。
・二次救命処置→専門家による集中治療。救命士や医師などの領域。

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2.心肺蘇生法の説明


先生(救急救命のプロ)のお手本を見ながら、実際の応急手当とその流れを確認します。

・患者発見 『人が倒れてる!』
・安全確認 (周りを見る余裕を取り戻した上で)『周囲の安全問題なし!』
・患者に声がけ (両肩をやさしく叩きながら、耳元で)『もしもし、大丈夫ですか?×3』
・周囲に声がけ (大きな声で)『誰かいませんか!人が倒れています!』
・通報を依頼 (自分が連絡できないならば)『119番をお願いします!』
・AEDの確保を依頼 (周囲に設備がありそうならば)『AEDをお願いします!』
・呼吸の確認 (6秒程度、脈拍を取るより胸の上下や口元の動きを目視した方が確実)
・胸骨圧迫(心臓マッサージのこと、一分間に100回程度のスピードで 30回)
・人工呼吸 (鼻をつまみ、アゴを上げて気道確保し、胸が少し上がる程度)
・AEDの操作 (装置のガイダンスを復唱しながら)

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3.休憩(10分)


休憩とは言いつつ、各自質問や復習の時間となりました。

・心臓の位置は体の中心。
・左側に寄っているわけではない。
・胸骨圧迫の際、体重をかけて真ん中を圧迫。
・大人なら男女関係なく5cm程度は押し込む。
・仮に肋骨が折れたとしても、心肺停止のリスクの方が遥かに大きい。


4.細かな手技の確認


・とにかく胸骨圧迫が大事。
・AEDが届くまで、そして届いた後も、胸骨圧迫は絶やさず継続。
・AEDは、スイッチさえ入れれば音声ガイダンスに従うのみ。
・場合によってはAEDが作動しないことも(解析後、電気ショックは不要と見なされる)。
・それでもなお、救急車が到着するまでは胸骨圧迫を継続。
・乳幼児の場合、体の厚さの3分の1程度の圧迫(片手で)。

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最新型の心肺蘇生法は、そこまで人工呼吸に固執せず、
胸骨圧迫(心臓マッサージ)を重視するようです。


嘔吐や吐血があるならば、気道を確保し、
あとは胸骨圧迫のみ継続して専門家を待つので十分。


伝染病の恐れや、マウストゥーマウスの躊躇があるならば、
迷わず人工呼吸は捨て、胸骨圧迫に集中して吉。


5.休憩(10分)


今回の休憩も、非常に勉強になりました。

・緊急時に脈拍を取るのは、素人には非常に難しい。
・聴診器を押し充てれば、比較的確認しやすい。
・それでもなお、しっかり当てないと、簡単には心音を確認できない。
・聴診器を用いて自分の心音を確認。
・補聴器の代わりにもなる。

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6.効果確認(持ち時間5分)


・先生からの指導なしに、1人で発見からAEDまでの流れを実践。
・100点を目指し完璧にこなすのではなく、落ち着いて、できることをできるだけ。
・ここで合格した人には、修了証を配布。


7.修了証授与


・次に講習を受ける際は、予約の際、再講習の旨を伝える。
・学んだ技術の維持向上のために、定期的な再講習が吉。

おかげさまで、スタッフ全員、無事に修了証をいただくことができました。

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8.質疑応答


・女性の場合は、胸があるので胸骨圧迫がやりにくいことがある。
・プライバシーを考えると、非常時でもむやみに触れたり服を脱がしたりできない。
・体の側面からだけでなく、頭の方から縦になって意思確認や胸部圧迫をするのもあり。
・AEDのパッドの直線上に、ネックレスやブラジャーのワイヤーがあるのは凶。
・もしもパッドとパッドの直線上に金属類がある場合は首の上にズラす。
・119番の際には、様々な情報が必要。
・『呼んでくれって頼まれたから電話した』という通報が意外に多い。
・携帯電話を用いて、詳細な情報を現場で知らせるのが望ましい。


普通救命講習を受けて(個人的な感想)


知らないことが案の定多いと気付く反面、
知っていればできることが意外に多いんだなと気付けて、
本当に身になる勉強になりました。


問題はそれを現場で冷静に実行できるかどうか。


継続的な再講習によって、理屈ではなく技術として体に覚えさせるのは有効。


それでもなお、プロではない僕たちにとって、高度な救命処置は無理でしょう。


ただ、100点でなくても、自分なりに、できることはあるはず。


救急車が到着するまでの間に、少しでも役立つ具体策があるとしたら。


1.119番への丁寧で詳細な通報
2.窒息を避けるための気道確保
3.適切な胸骨圧迫


この3つは、最低限実践できるようになるべきだと思いました。


それでは☆


【告知】講座のお知らせまとめ@千代田 2015年下半期


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