テレビや映画の中では、物語が展開するきっかけとして、
ドラマチックな出会いや気付きや事故や奇跡が、
当たり前のように起こります。
けれど、このリアルライフにおいてはそういうのって非常に少なくて。
もっと些細で見落としがちな日常をきっかけに、
大切な運が動くことの方が、はるかに多いです。
みんな、大きな運の展開期や転換期においては、
ドラマチックで象徴的な何らかのイベントを期待します。
人生の節目や岐路では衝撃的な発見や忘れられない出会いを求めます。
別の言い方をすると。
雷が落ちて来たようなビリビリくる刺激や、
思わず飛び上がってしまいたくなるほどの素敵な縁がないときは、
特に運は動いていないであろうと感じます。
けれど、それは大きな誤解のようです。
目に見えるほどの大きなドラマがやってくるのは、
運が動いたその後、少し先のことなのです。
分かりやすいイベントばかり目安にしていたら、
本当の運の始まりや縁の起点を見過ごしてしまうので気を付けてください。
運とは、奇跡がなくても動きます。
感動的な紆余曲折を伴わずとも、人生は変わるものです。
むしろ奇跡やドラマに期待しているうちは、
運は動かず人生は変わらない、とまで言えるかもしれません。
なぜなら。
非日常的な目立つ何かにばかり注目し期待をしていたら、
身近な本当の始まりや、きっかけや、浮き沈みを、
サラッと見過ごしてしまうからです。
本当に運が動くときや人生が変わる機会を、
これまで僕たちは、あまりに多く無意識に通り過ぎてきました。
そして成り行きに任せて、今にいたります。
それはそれで、素敵なことだから、後悔なんて必要ありません。
運が動く瞬間を知らずとも、人は幸せになれるから大丈夫です。
けれど、知らないままに逃して来た気付きや、
すれ違ってきた縁も、決して少なくないはずです。
そのとき。
上記のことを改めて意識してみると、運の取りこぼしや縁のすり抜けを、
たった1つでも、ほんの2つでも、減らせるはずです。
当たり前過ぎて埋もれちゃうような日常にこそ、運の見所はあると思います。
それでは☆
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