やってみなくちゃ分からないことがあったとして。


それをやってみて、分かったことがあったとして。


ところが、その分かったことが、自分にとって好ましい成果ではなく、
不都合な失敗や、予想外の展開だった場合。


『失敗するなんて運が悪い』
『思ったのと違うからダメだ』
『こんなはずではなかったから凶』


と判断するのは勘違いです。


そこでの本当の悪運とは、


『やってみたのに分からない』


ということです。


例え失敗や不都合や予想外でも、分かったことがあるならば幸運。
その幸運を手に入れるためにやってみた取り組みだったはず。


思い通りにいかぬ過程を経てこそ手に入る確かな成果は、あると思います。


幸運への幻想っていうのが、僕も含め、人にはどうしてもあって。


楽で障害がなくて思い通りで想定内で楽しいのが運の良いこと。
つまらなくて大変で思った通りじゃなくて想定外の難しいのは運の悪いこと。


という判断基準は、多くの場合間違っています。


吉方位旅行は凶方位旅行と比べて大変です。
行けない事情が発生するし、デトックスもある。


吉方位転居だって面倒くさいです。
凶方位転居なら物件もすぐ見つかり契約もサクサク進むのに。


吉時期に行動を起こすのは相応の計画性があっても、なお一筋縄ではいきません。
凶時期の決断や選択なら、何も考えなくても思いつきでトントン拍子です。


自分にとってやたら都合の良い吉への甘美な幻想は、
早い段階で捨てた方が良いし、
凶が持つ甘い誘惑や楽な後押しへの警戒を、
より強めた方が良いと思います。


話を戻して。


これは運の世界だけには限らないことだと思うのですが、


★やってみなくても分かること
★やってみなくちゃ分からないこと


という分別は、あるはずです。


やってみなくても分かることは、やる前に調べ教わり判断して吉。


一方。


やってみなくちゃ分からないことは、やってみることで分かることです。


そして。


その分かったことが何であれ、分かったならばそれが幸運。


付き合ってみなくちゃ分からない人柄ってあって。
そしたら相手が最悪のヤツだってことが分かったとして。


『ああ、この人は、こういう人なんだ、付き合ってみたら分かったわ』


となれたら、それは未来に繋がるとても大切な判断基準を手に入れたことになるし、
分からないまま付き合い続けることになった悪運を避けられたわけだし、
やっぱり幸運であったと考えられます。


就職してみなくちゃ分からない仕事の向き不向きがあって。
食べてみなくちゃ分からない味の好みがあって。


買ってみなくちゃ分からない商品。
行ってみなくちゃ分からない場所。
使ってみなくちゃ分からない道具。


どれも、確かにあって。
事前のリサーチには限界があるわけで。


そこで、都合の良い期待感ばかり膨らませて、
期待通りの結果だった時ばかりを幸運と定義して、
期待外れだったら『運が悪い』と落ち込むのは、
もうここからは卒業ということで。


先に分かることか?
後に分かることか?


まずそう自分に問いかけてみる。


先に分かることを、調べもせず、後から知るのは確かに凶。


一方。


『やってみなくちゃ分からない』


と判断した上でトライした物事の全ての成果は、未来に繋がる大切なヒント。


それを踏まえて、いつまでも立ち止まらず、次のステップへと進んで吉。


それでは☆