先祖の供養と神仏の信仰は、
それぞれ異なる作用があります。


宗教上の戒律や歴史ではなく、
九気で2つを分別した場合。


供養はお守り。
六白金気の守護。



信仰はお清め。
九紫火気の昇華。



災厄から身を守るのが供養。


穢れを祓い清めてくれるのが信仰。


どちらも、結果としては、
大きな違いはありません。


より受動的で消極的な方法が、
供養による守護。


より能動的で積極的な方法が、
信仰による昇華。


その効果は、
悪運への対処になる、
という点において概ね同じ。


要するに、お仏壇も神棚も、
共に大切にして吉、
ということになります。


重要なのは。


何か具体的な幸運のご利益をお願いするよりも、


『守ってください→ご先祖様』
『祓い清めてください→神様仏様』


と望んだ方が、あちらも働きやすいということ。


★良縁が欲しい
★宝くじを当てたい
★良い学校や会社に入りたい
★お金や車や家が欲しい
★出世し成功し有名になりたい


など、物質的で世俗的で、
利己的な個人の欲求をぶつけても、


『こっちはお守り・お祓いが専門なんだけど』


となって、関係性が成立しにくいです。


困った時の神頼みというのは、
誰でもあり得ることだし、
その心情は良く理解できるけれど、
運のことを考えると、
無理のない関係を築ける方が安心。


そのためには、ご先祖様に守ってもらい、
神様仏様に清めてもらうのが吉。


蛇足ながら1つだけ。


先祖供養や神仏信仰により、
得られる効能というのは、
守護と昇華だけではありません。


供養による運命改善や、
家運長久を狙う考え方はあります。


また、恋愛運や金運など具体的なご利益を、
大々的に掲げた神社仏閣は、
全国に唸るほど存在します。


でもそれらの多くは、
こう言ってはなんですが、
先祖供養業界や、
神仏信仰産業における、
生活の糧です。


世知辛い話、
お金があってこそ、
こちらもあちらも健やかでいられます。


そういう大人の事情を抜きにして、
最も基本的かつ根源的な効能を考えると、
やはり供養は守護で信仰は昇華。


そのため、お仏壇に手を合わせるときや、
神社仏閣に参拝したときは、


『守ってくれてありがとう、これからもよろしく→ご先祖様』


『この身の穢れを払いたまえ、清めたまえ→神様仏様』


というのが最も無難でかつ安心です。


それでは☆


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