本物の好調時は、
絶妙なタイミングで、
失敗やトラブルや批判に遭遇します。


その結果、無意識的に、自然と、
ズレた運が軌道修正されます。


いきなりは上手くいかず、
ちょいちょい邪魔が入り、
様々な経験を味わわされます。


そしてその都度、運が磨かれ、
事業は精度を高め、実力は向上し、
嫌でも成長させられます。


いきなり仲良くなれなかったり、
初期の段階では黒字にならなかったり、
批判を受けたり理解してもらえなかったり。


それって、もしかしたらそれ、
本物の好調時なのかもしれません。


天狗になる度に鼻を折られ、
調子に乗る度に足元をすくわれ、
油断する度に失敗をし、
間違えたらどえらい勢いで怒られる。


それって、悪運ではありません。


逆です。


本物の幸運を持っているから、
ちゃんと鼻を折られ、
きつく怒られます。


運が悪い人というのは、
天狗になり、調子に乗っても、
誰からもそのことを、
指摘してもらえません。


意外に物事は順調に進み、
油断・慢心があっても、
大きなトラブルにならないまま、
時間が経過していきます。


いきなり大金を手にしたり、
努力をせずにのし上がれたり、
過剰な評価を受けたりもします。


それって、もしかしたら、
みんなが望む理想の成功かもしれません。


けれど、運の良し悪しで言えば、
残念ながら凶となります。


欠点や失敗を指摘できる人が離れ、
むしろ、腰巾着がたかってきて、
一時的にでも、天下を取ったような、
王様のような気分になれるはずです。


そうして。


手遅れになった頃、
クリティカルな衝撃で傷つきます。


信頼していた人から、
手のひらを返されて、
何が何だから分からなくなります。


まあ、そこそこ良くある話です。


つまり。


気持ち良くお山の大将になれるのは、
停滞・不運・災厄へと続く、
不調の過程であると考えられます。


幸運の過渡期においては、
すれ違いや遠回りなど、
当たり前にやってきます。


その一場面だけを切り取って、


→不調だ
→運が悪い
→間違っている


と判断すると間違えます。


今まさに、ご自身が不調だったとして。


それを苦にして、
それだけで悪運認定を下すのは危険です。


本物の好調には、
一時的落ち込みが含まれます。


家庭や学校や職場において、
天下取った気分になっている人こそ、
自分の調子を疑って吉。


それでは☆


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