僕達は、それぞれの価値観や得意・不得意に応じて、
やりたいことと、やりたくないことが、どちらもあって。


やりたいことだけやれば良いわけではないし、
やりたくないことでも、やらざるを得ない場合も当たり前にあって。


やりたいことと、やりたくないこと、
どちらも上手に取捨選択しながら、生きることになります。


また、僕達には、個々の器量や実力、現状に応じて、
できることと、できないことが、必ずあって。


どちらかと言えば、できないことの方が多く、
歯がゆい思いをしている人がいっぱいいるのだろうけれど、
それでもやっぱり、できることも確かにそこにはあって。


できないことは、できないから、
できることだけを選び、できるだけやるしかありません。


ここまでを踏まえ。


やりたくないことで、かつできないことを、
無理して頑張る必要はないと思います。


それはとても運の悪いことだから、
誰かに相談したり、協力を要請したり、
時には延期したり諦めたりしながら、打開の道を探っていくべきです。


一方。


やりたいことで、かつ、できることがあるならば、やるべきです。


会いたい人がいて、かつ、会えるならば、会うべきです。
行きたい場所があって、かつ、行けるならば、行くべきです。
読みたい本があって、かつ、読めるならば、読むべきです。
学びたいことがあって、かつ、学べるならば、学ぶべきです。
欲しいものがあって、かつ、購入できるならば、手に入れるべきです。


そんなの、文字だけ読めば、当たり前に見えるかもしれません。


ところが、僕は、そんな当たり前のことが、案外できていなくて、
改めて振り返ってみると、やりたくてやれるのにやっていないことの多さに気づき、
どうしてなのだろうと不思議になります。


行きたいと思っていて、行く気になればいつでも行けるのに、
行けないままもう何年も経過しているお店が、いくつもあります。


読みたいと思っていて、なんなら既に購入し、
読もうと思えばいつでも読めるのに、
本棚に収まったまま、まだ読んでいない本が、何冊もあります。


会いたいと思っていて、でもメールも電話も繋がらないからと、
連絡を放置したまま、ずいぶん経つ友人。


その気になれば、家だって知ってるし、その家族の連絡先だって知ってるし、
本当に会いたいと思っているのならば、明日にだって会えるかもしれないのに、
会っていないのは、どうしてなんだろう。


『いや、実はこういう理由があって』
『そんなこと言ったって、こういう状況じゃあ仕方ないでしょう』
『簡単に言うけれど、裏事情がちゃんとあるから』


と、誰に対してか分からない言い訳をするなら、
その場合は、前にさかのぼって改めて分別をし、


・やりたくないこと
・できないこと


の枠に、それらを納めてくれれば良いのです。


やりたくないことや、できないことを、
運が良くなるからと強要しているわけではありません。


今は、やりたくなくて、かつできないことの話は、したくない。


自分で望んでいて、かつ可能なのにも関わらず、
手を付けていないことがあるのは、いったいどうしてなのか、
ということを、少しだけ、考えてみて欲しいのです。


それは、怠惰?
それとも、甘え?
実は、逃げ?


いや。
そんな立派なものではないのではないか。


もっと何気なく、ただ見逃してきたような、
いつの間にか過ぎ去っていたような感覚なのではないか。


つまり。


『縁がなかった』


ただ、それだけではないかと、思うのです。


会えるのに会えないすれ違いや、読めるのに読めない歯痒さは、
ほんのちょっとした縁の有無によって、自然にさり気なく生じます。


縁さえあれば、会いたくなくても会えるし、読む気がなくても読めてしまう。


やりたくて、やれるけれど、やれないまま、
ずっと今まで過ごしてきてしまったことがあるならば、
それは、きっと、縁がなかったから。


だとするならば。


これから迎える、2014年6月という今年最大のピークポイントは、
縁が繋がる特別な1ヵ月だと考えられます。


運勢として、繋がる作用が特に強く働く期間です。


そういうチャンス、どのように使いますか?
どんな予定を立て、どう時間調整をし、どう充実させるつもりですか?


改めて、自分に問うてみる。


会いたくて、かつ、会える人、いない?
行きたくて、かつ、行ける場所、あるでしょう?
読みたくて、かつ、読める本、ないわけじゃないよね?
学びたくて、かつ、学べること、あるはずだよ?
欲しくて、かつ、手に入るもの、あったよね?


これまで、縁がなくてスルーしてきたことがあるならば、
2014年6月という大切なチャンスを利用して、繋がりましょう。


そこで必要なのは、努力でも無理でも気合いでもないはずです。


そんな難しいことは、


『やりたくないこと』
『できないこと』


の棚にしまってください。


そうではなくて、やりたくて、かつやれることの話です。


大切なのは、『つながりたい』という意志のはずです。


やりたくて、やれることは、やれる。


縁があるなら、繋がれる。


それが2014年という縁の年における、
6月という最重要期間の、
本当の意味であり価値だと僕は思います。


そんな話を、5月に開催した各地の『こよみよみ』にて、みなさんにご紹介しました。


あまり運勢っぽくない、占いっぽくない、
もしかしたら少し押し付けがましい、説教臭い物言いで、
気分を害された方もいたかもしれませんが、
おそらく、本年度において、僕が最も伝えたかったのは、
上記のことだったように思います。


繁忙の6月を迎える前の、助走の5月において、
そのことを、講座やblogにおいて、
僕の大切な人達に伝えられたのは、とても良かった。


自分の中での『俺、やった』感が、確かにあります。


あとは、自分が、実際に、どうするかのみ。


口で言うのは、簡単。
本当に示すべきは、行動。


けれど今はまだ、助走の時。


6月6日から7月6日の期間を、ムッチムチで過ごせるように、
引き続き、十分な段取りを整えていきたいと思います。


それでは☆


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