未成年

満18歳未満の子供にとってみると、
年齢が低く力が弱い程に、


『大気からの直接的な作用』


より、


『両親を代表とする身近な大人からの間接的な影響力』


の方が強いと考えられます。


だから、子供の運を何とかしたいと望むならば、
親の運を整えることの方を優先します。


子供にとっての消化吸収

子供って、良い意味で素直、悪い意味で世間知らずだから、
より身近なものの方が、分かりが良いし、消化吸収しやすいわけです。


太陽や森や風や空よりも、親の顔色の方が大事だったりするわけです。


(何なら、親の親身な忠告より一個上の先輩の言葉の方が大事だったりする時代もあって)
(子供というのは全く本当に子供だな、と思います、自分を振り返っても)


子供の運を良くしようと思ったら、子供自身ではなく、
周囲の大人の運を良くすることが、最も即効性があり、
かつ効果的であるとします。


逆に言えば、脆弱&劣悪な運を持つ大人に囲まれた子供は、
頑張っても不運の枠から逃れにくい。


中でも当然、『両親』のエネルギーバランスは重要。


それが僕の持論です。


異なる別の意見を持つ専門家の方も多くいらっしゃいますが、
ずいぶん前から、一貫して上記を一押しとしています。


子は親の運を映す鏡

親の運が整えば、不思議と自然に、子供の運も整います。
以心伝心というより、以運伝運です。


だから、子供の運に乱れを感じたときは、
まず大人の運の乱れを推測し、対処すべきだと考えます。


『うちの子、運が悪いわ』


と感じることがあったならば、その後すぐに、


『ってことは、私の運が悪いってことかもしれない』


と視点を変えてみる必要、少なからずあると思います。


その場合、


『我が子を何とかしてあげなくちゃ』


ではなく、


『我が子のために、自分を何とかしなくちゃ』


というのが運の対処の基本です。


成人したら自己責任

そして、ここから先も大切なことで。


満18歳の誕生日を迎えた以降は、見えないヘソの緒が切れ、
子供は大人になり、親の影響から良くも悪くも解放されます。


世間での成人のタイミングは20歳ですが、運の場合は18歳です。


そこで両親のエネルギーから解放され、
自らの手で未来を切り開くことができるようになる。


そこから先は、当人自身の吉凶を中心に鑑定を進めます。


自分の運を良くしようと思ったら、別の誰かを眺めるのでなく、
自分自身に焦点を当て、自分で努力する必要が出てきます。


自分で自分の運を何とかしなくちゃならなくなるのが、満18歳という節目。
自分の考え方と動き方が、自分自身に跳ね返ってくるようになります。
運の自己責任のエネルギーサイクルが始まるターニングポイントなわけです。


共依存親子の悪循環

ところが。


成人を過ぎても両親の支配下にある子。
成人した子供に依存しようとする親。


そういう例がしばしばあって。


『パパとママが何とかしてくれる』
『親がいないと何ともならない』
『うちの子は全く手がかかって』
『私がいなかったら、あの子、どうにかなっちゃう』
『俺の手元から、離すつもりはない』


などと、束縛する、または依存し合っている親子は危険です。


互いに運を乱し合いながら、停滞の悪循環にハマっていきます。


これは、現代において、着実に増えてきている親子関係のような気がします。


本来であるならば例外的少数派だった共依存親子が、
一定数を越えて例外と言えなくなってきています。


共依存親子の運の見方

僕自身、満18歳の誕生日を迎えた時点で自立を済ませ、
正しく大人の仲間入りできていたかと言うと、全く自信がありません。


何なら27歳くらいまでは、生活・仕事の両面で、
両親の庇護の元、何とか自分のバランスをやり繰りしていました。


その場合、年齢に関係なく、例え満18歳を越えていたとしても、
未成年と同様に運を観た方が無難だと思います。


つまり。


子供の運を良くしようと思ったら、周囲の大人の運を良くする。
大きな僕ちゃんの吉時期と吉方位より、
ダディ&マミィの吉凶を優先する。


転職も転居も結婚も離婚も借金も投資も、
当人のみでなく、保護者も併せて考慮していくわけです。


保護者が必要な存在のエネルギー補給

このことは、未成熟な現代っ子のみに当てはまることではありません。


何らかのトラブルに巻き込まれて精神的な傷を負い、
引きこもりのような状況にならざるを得なくなって、
やむを得ず保護者の庇護に依存しているケース。


知的または身体的な病、怪我により、
先天的なハンディキャップを抱え、保護者の支えが必要になるケース。
(これは後天的な病、怪我によってもあり得ます)


そういう場合の運の向上は、やはり周囲の大人が媒介となり、
間接的に子供達へとエネルギーを送るのが望ましいと考えられます。


昔と比べて、実質の成人の年齢が上がってきている現代。
また、昔と比べ、社会保障が充実している現代。


そこでは、昔とは違う子供の運の育て方があり、
見直しや調整が必要になってきていると思います。


それでは☆


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