昔からアルコールを装飾するための言葉として、


『火の酒』


なんて言われますが、九気学的に、アルコール類は九紫火気に分類され、
その強いエネルギーは、悪運の『昇華』に役立つと考えられます。


最も分かりやすい例は、アルコール殺菌。
時代劇で侍が刀傷を受けた時、お酒を口に含んで、


『ブバッ』


と傷口に吹き付け、消毒をする、あれ。


現代の医療現場においても、飲むためのお酒ではありませんが、
アルコールを消毒に使うこと、常識でしょう。


そして。


お通夜や告別式、年忌法要の席で飲むお酒は通常、日本酒です。
一般的にも、伝統的にも、運的にも。


ここでの日本酒も、やはり火気を用いた昇華のお清め。


より効率的に清めるためには、ある程度のアルコール度数は必要。
ビールとか、カルピスサワーとかではない方が望ましい。


また日本酒は、冷や。
どうしてもと言うなら、ぬる燗。
熱燗では、気が緩んでしまい、昇華にならない。
アルコールだって飛んでしまうし。


冠婚葬祭などを始めとする儀式に用いる清めの酒は、温めない。
神棚にお供えする時や、神社に奉納する時も同じ。


キリスト様が最後の晩餐で選んだ飲み物は、赤ワイン。
ヨーロッパでは、ワインが昇華のスタンダードなのかもしれません。


同じ日本でも、九州なら焼酎で、沖縄なら泡盛か。


清めたい、と思った時、飲んだり、まいたり、かけたりするのは、
アルコール度数の強いお酒が効果的。


飲み過ぎ、まき過ぎ、かけ過ぎは、もちろん凶。


九紫火気とは、とても強いエネルギーなので、
際限なく利用していると、自分が火傷します。


(お酒での失敗に関しては、心当たりがある方、多いはず)


けれどお酒とは、上手に用いることで、
穢れを払い、心・体・魂を清め、停滞した悪い気を昇華させる効果大。


冠婚葬祭に限らず、日常において意識しながら活用することで、
運のあるライフスタイルを目指して吉。


それでは☆