吉凶


大切な物事を始める。
もしくは、終わらせる。


そこで少し気になるのが、その時期が吉か凶かということ。


新しい会社で働き始めるのも、
これまで続けてきた仕事を辞めるのも、
どこかで決断し、どこかで実行し、
そして何かを選ばなくてはならないでしょう。


それって、職業だけに限りません。


人間関係においても出会いと別れはあるし、
お買い物や住環境の整備においても、始まりと終わりはある。


途中経過における時期の吉凶って、
そこまで神経質にならずとも問題なし。


維持管理をするのに良くない時期ってないし、
継続が運に悪影響を及ぼす時期もありません。


大切なのは、開始と終了のタイミング。


この始まりと終わりの時期を最重視し、
時期の吉凶を調整していけば、
運は十分にまかなっていけると考えられます。


そして、どういうわけか、この始まりと終わりって、
ちょっと特別なきっかけが生じること、多々あります。


『あれ?何か始まるかも』
『そろそろ潮時かなあ』
『何となく何かスタートする気がする』
『もう終わらせても良い頃合いかも』
『ああ、これは始めろ(終えろ)ってことだな』


みたいな感じ。


感情や理屈とは異なるフィーリング。
直感やインスピレーションと呼ばれる何か。
流れの中で見つけ出す偶然の必然。


『今がその時だ』
『もしかしたら、そこがチャンスかも』
『んー、ここを逃したら、もったいない』


単に思いつきのみではなく、また現実的にも無理の無い、
自分にとって最も必然性を感じるそのタイミングが、
仮に、運の世界における凶時期だった場合。


(そういうこと、実際、良くあります)


運を気にして時期の吉凶にこだわり、
ああでもない、こうでもないと不安を膨らませる前に、
やるべきことがあると思います。


まず、時期の吉凶を棚上げして、自分のハートに聞いてみる。

【吉凶より先に確認すべき9項目】

1.今である必要性は何なのか?
2.なぜ今が必然であると言えるのか?
3.自分にとって、どれだけそれが必要なのか?
4.自分以外の周囲にも認めてもらえる必然性なのか?
5.自分の意思とは無関係にやらざるを得ないことではないのか?
6.単なる思いつきを直感と言い換え正当化しているだけではないのか?
7.そこで決断・実行・選択することに、どれだけのメリットがあるのか?
8.そこで決断・実行・選択をしないことに、1つもメリットはないのか?
9.自分で制御できないことにも関わらず、勝手に都合を押し付けていないか?



そして。


そういう風に問いかけた上でなお、確かに成立する必要性と必然性であったならば。


『時期の吉凶より大切なことって、ある』


と、胸を張って言うことができると思います。


それが仮に凶時期の決断・実行・選択になったとしても、
そのリスクでありデメリットを補って余りある未来の可能性が、ある。


なので、勇気を出して、一歩を踏み出して吉。


確かに理屈の上では凶の時期かもしれないけれど、
より高い視点と広い視野でジャッジすることにより、トータルで吉。


上記のことは、時期の吉凶のみではなく、
方位に関しても同じようなことが言えます。


大切な目的の場所が凶だっとして。


凶の悪影響を気にする前に、確認すべき項目がある。


運とは限定でも制限でも強制でもなく、色々ある判断基準のうちの1つ。


答えはいつだって心の中にあり、主導権は常に自分が持ってる。


そういう依存をしていない自立した存在ならば、
時期や方位などの目に見えない不確かな運の知識であっても、
惑わされることなく、かといって無視するわけでもなく、
丁度良いバランスで活かして行くことができると思います。


それでは☆


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