同じ市内や県内での、
近場の転居ではなく、
遠い土地に“移住”する場合。


生活空間である家庭の移動と併せて、
供養の場であるお墓の移動も、
家族・親戚のみんなで話し合って吉。


実際にどうするかは別として、
そういう機会を持つことで、
整う家運があります。


家の引っ越しを転居と呼ぶのに対し、
お墓の移動のことを、


『改葬(かいそう)』


と呼びます。


転居のみに気を奪われ、
改葬のことを忘れてしまうと、
家運を形成する陰陽バランスが、
崩れてしまう恐れがあります。


改葬の是非は後継者次第

自分が遠方に移住しても、
これまで守ってきたお墓を、
代わりになって維持管理してくれる、
供養の後継者がいるならば、
何も心配は要らないです。


協力してくれるならば、
後継者は身内でも他人でも、
どちらでも構いません。


永代供養を引き受けてくれる、
菩提寺や管理業者でも良いです。


要は、墓地なり墓石なり遺骨なりが、
放置されなければ問題なし。


あくまで自分自身で、
お墓を守って行くならば、
移住と同時に改葬も行って吉。


吉転居なら改葬も一緒に

それが吉時期・吉方位を考慮し、
計画された決断ならば、
引越しと全く同じ時期と方位で、
お墓も改葬することができます。


というか、どちらも併せ、
一時期にやってしまうのが吉です。


一方。


代わりにご先祖様を守ってくれる、
後継者や代理人への、
供養の継承が済んでいないにも関わらず、
お墓はそのままに放置し、
転居の吉時期・吉方位ばかり気にしているのは、
運の良いことではありません。


親戚に筋を通して、
供養を手伝ってもらうでもなく、
菩提寺や業者に依頼して、
管理を代行してもらうでもなく、
自分が暮らす家の運のみ気にして、
吉だの凶だの追い求めるのは、
せっかくのその工夫や努力も、
100%の効果を発動しにくいです。


自分の暮らしと先祖の供養は、
ワンセットで考える方が安心です。


海外移住の場合の改葬

海外への移住などの場合、
文化や宗教が異なるので、
日本と全く同じお墓を準備し、
そこに改葬するというわけにはいかないはず。


そこは郷に入りては郷に従え。
現地の流儀に従いながら、
改葬の計画を立てて吉。


供養を継承し、お墓を管理するという、
子孫としての役割を果たせるならば、
墓石の違いや土質の違いなんて、
大目に見てくれるのがご先祖様というもの。


確固たる信仰があるならば、
話は全く別ですが、
そうでないならば、
その土地や文化の方法に習って吉。



もしも移住することになったら

僕の場合、群馬・栃木・長野の3県に、
お参りするべきお墓があります。


毎日、毎月、お墓参りに行くのは大変だし、
現実的に不可能ですが、
お盆とお彼岸であれば、
関東のどこに住むことになったとしても、
車を走らせ、定期的に墓参可能です。


しかも、そのどのお墓も、
僕が後継者として守っているものではなく、
それぞれ、本家の管理がしっかりしていて、
僕がいなくても安心です。


だから、自分の責任で考えるとしたら、
自分の両親が入るお墓のことだけです。


幸運な時間を過ごして、
家族みんなが順番通りに年老いて、
順調に両親が先立って、
僕が代表責任者として守るべきお墓を建立し、
なおかつ、遠方に移住することになったとしたら。


転居のための敷地&建物探しと平行して、
改葬のための墓地&墓石探しを、
計画することになります。


そうして、娑婆での暮らしだけでなく、
あの世で活躍する先祖の供養も、
共に整えることができたら、
運のバランスも整います。


もしも、上記に挙げた例え話と、
同じような状況にあって、
かつ転居計画ほどは、
改葬計画が進んでいないという方。


やるかどうかは別にして、
一度、話し合いの機会だけでも、
作ってみてはいかがでしょう。


それでは☆


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《西企画の日常:花が溢れる街》

今、富岡の街中は、
綺麗なお花でいっぱいです。

お花

残念ながら、西企画のある、
高速道路の南側ではなく、
富岡製糸工場のある、
お街の方だけなのですが、
道沿いまでお花に溢れています。