方位

方位の吉凶を意識し、それを利用する場合。


それが移動の場合でも、住環境における家相の場合でも、


『北東60度(東北東30度+北北東30度)』


という方位角は、良くも悪くもその作用が激烈で、
取り扱いの際には細心の注意が必要である、
と昔から言われています。


日本では1000年以上前、平城京や平安京の時代から、
都市計画にその考え方が反映されていて、
江戸も北東を強く意識し作られたようです。


科学ハイテク絶好調の現代でも、
方位学の専門家の間ではその傾向がしっかり残っていて。


北東の強い影響は、他の方位とは別格とされ、


『鬼門(きもん)』


とわざわざ別称を設け、


『鬼を扱うように丁寧に利用しなさい(もしくは利用してはいけません)』


と紹介されることが多いです。


北東の怖さ

伝統ある厳格な方位学や家相学ほど、
誇張かと思うくらいとても慎重に鬼門を扱います。


『やり過ぎだろそれ。』


と感じること、しばしばです。


けれど、北東という方位に対し神経質にならざるを得ない感覚は、
その作用をある程度知った今なら、分かる気がします。


北東の作用って、


1.その質と量が他の方位と比べて濃く多い
2.変化という性質が他の作用と比べて激しい


という2つの意味で別格と考えられてきたようです。


なので、揺り返しというか、振れ幅というか、
凶から吉へ転じる際のデトックスも大きいであろう、
というのは、理にかなっていると思います。


吉ならば改善。
凶ならば悪化。


そして、この変化という作用がやっかいで。


変わる、という運の動きに対し、僕達はどちらかと言えば、悲観的です。


仮にそれが『改善』という良い変化であったとしても、です。


クラス替えや役職の変更、引越しやルールの改正、
人間関係の変化や環境の変化、時代の変化というやつは、
別の言い方をすると、良くも悪くも、


『これまでの当たり前が通用しなくなる』
『それまでの安心や安定が一時的に乱れ崩れる』
『次へ進むためのステップアップの努力を求められる』


ということです。


同じでいられない状況に身を置くと、人は不安になるし混乱します。


変化には体力が必要

また、良くなるのも、悪くなるのも、大変です。
時には痛みを伴う場合も多いです。


凶で悪化するのが大変なのは当たり前として。
吉で改善するのも、すごくエネルギーが必要です。


それまで夜型だった生活を、朝方にして早起き生活に変えるのは、
とても素晴らしいことだと思いますが、
慣れるまでは苦難の道のりとなるでしょう。


無駄が多い非効率的な経営を改善するために、
業務を見直し、現場に手入れをし、人材を育成するのは、
経営者にとっても、従業員にとっても、一筋縄では行かぬ苦難の道です。


なんなら、その大変さを『凶』と受け止めることさえ可能なほどに。


気力・体力が充実していないと、変化の荒波は辛いです。


怖いけれど必要な方位

さらに。


北東の吉作用には、吉であるにも関わらず、


『良くなる前に一時的に運気が落ち込み停滞する』
『用いてからしばらくは運が落ち着かず不安定になる』
『入るエネルギーが大きく多いのでデトックスも強めになる』


などの歓迎しがたい好転反応があります。


『やっぱり鬼門は怖い』
『鬼門を軽々しく触るべからず』
『北東を不用意に用いることを凶とする』


みたいな感覚が人から人へ伝わっても、これは仕方ないなと思います。


けれど。


西企画においては、北東=怖い方位ではないし、
むしろ変化が必要な場合には利用することも大切だと考えます。


吉でも凶へと転じる場合

北東の扱いは難しいです。


良かれと思って逆効果、なんてこと、あり得ます。


『限定された特殊の状況においては凶になることも確かにある』


と講座や鑑定の際にお伝えしたりもします。


ただし、そういう特殊な状況は、決して多くないです。

★北東が吉でも凶となりやすい特殊な状況

1.北東のみを一方的に、急激に、大きく取ってしまう。
2.安定や現状維持を求めているにも関わらず、北東を用いてしまう。
3.3回連続(※)で北東へと転居してしまう(3回目が凶)。

※合計3回ではなく連続というところを見逃さないで吉。



上記のような偏りある運用は、避けて吉。


北東の偏りは南西で整える

旅行も家相も、北東ばかり偏って利用してしまうのではなく、
バランスを意識しながら、急激ではなく穏やかに、
少しずつ積み重ねることができたなら、
変化という強い作用も、向上・改善・打開という感じで、
吉として用いることは可能だと考えます@西企画。


その際、均衡を整える上で最も効果的な方位が、


『南西60度(南南西30度+西南西30度)』


という方位角です。


旅行においても、家相においても、北東と南西はワンセット。
翼を広げるようにどちらも意識して利用しないと運が乱れます。


南西の十分なエネルギーを持っている人は、
北東の変化の作用にも負けず、むしろ相乗効果で運を伸ばせます。


北東を使って安全に運を変える!

この世界に、変わらなくて良い、という人はいないし、
むしろ幸運を目指すには、節目ごとの変化が必要です。


変わってこそ、成長やステップアップの道が開けます。


そのためのエネルギーが北東であり鬼門。


その方位を、過剰に恐れて封印してしまうのは、もったいない。


もしも鬼門を、より安定的に利用しようと思ったら、
正反対側にある『南西』の吉方位にて、均衡を整えて吉。


十分な南西吉方位のエネルギーを積み重ねた上で、
起爆剤のように北東吉方位を用いることができたら、
凄く良い大きな変化を、無理なく遂げること、可能だと思います。


それでは☆


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