
良い家は良い土地に立ちます。
どんなに優れた家相の建築物であったとしても、
劣悪な地相の敷地の上にあった場合、
残念ながら、居住者の運はあんまり良くなりません。
逆に。
すごく悪い家相の建築物であったとしても、
素晴らしい地相の敷地に建てられた場合には、
相応の効能を期待できるはずです。
上記は大げさな例ではありますが、それくらい、土地が大切ということです。
家相より地相が大切
地相の重要性は、一戸建ての住宅のみではなく、
アパートやマンションなどの集合住宅においても同じことが言えます。
凄く治安が悪いけれど、家相は抜群の物件と、
凄く治安が良いけれど、家相は最悪な物件。
どちらか1つを選ぶ必要に迫られた場合、みなさんならどちらにしますか?
僕なら、1秒も迷わずに、治安が良い最悪家相を選びます。
それが購入物件ではなく、賃貸物件であったならば、
0.5秒も迷わないと思います。
家を建てるためには土地が必要だし、
土地が確保できてこそ建築申請も住宅ローンも通ります。
だから現実的にも住居建築の際はまず土地ありきなのですが、
運においても、家相の前に、まず地相。
最上級の理想の桃源郷でなくて良いから、
悪くないそこそこの土地を見つける所から家選びを始めて吉。
実際の鑑定現場での地相の見所
家相鑑定の現場においても、僕の場合、まず土地調べからスタートします。
そこで以下に、僕が鑑定現場で見所とする、
住居建築に適した地相の判断基準をいくつか。
★地相鑑定の判断基準
【吉】
・高台
・城下町
・門前町
・小中学校の近所
・敷地の東か南に道路がある
・南下がり(南側がなだらかに低い)
・東下がり(東側がなだらかに低い)
・北側に山や岡
・7時から15時の間に日当りが良い
【凶】
・昔、田んぼだった土地(畑は問題なし)
・湖や川、海などの埋め立て地
・南上がり北下がり(南から北へ向かって坂が下っている)
・東上がり西下がり(東から西へ向かって坂が下っている)
・すぐ北側の川や用水路やドブ
・大きな火事場や事故&犯罪現場
・古墳跡や墓地跡、古戦場
・日当りが悪く日陰が多い
・風俗街やギャンブル場の近所
などなど。
挙げ始めたら切りがないので、今回はこれくらいで。
いかに良い土地を探すかが課題
吉の地相が見つかると、そこには自然と、吉の家が建ちやすいです。
変な家が建ちにくいというか、家相も不思議と整います。
一方、凶の地相においては、何らかの対処や、しっかりとした意識が必要。
そのままだと、不自然な家や、あんまり良くない家相が完成します。
だから、住居の新築も中古物件の吟味も、
購入物件も賃貸物件も、まずは土地選びを優先して吉。
また、上記以外で、僕が土地の良し悪しを見極める際、
現地まで出向いてチェックするのが、
1.明暗(明るくて吉)
2.湿度(サラリとして吉)
3.匂い(爽やかな香りが吉)
の3つ。
暗くてジメジメしていて変な匂いがする土地は、
残念ながらあんまり良い家が建たないし、
居住者も継続的な悪影響を積み重ねやすいので、なるべく避けて吉。
一等地でなくても良いから、そこそこ明るく、そこそこ風が抜けて、
嫌な臭いがしない土地を探し、そこで暮らせると安心です。
それでは☆
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コメント
コメント一覧
宜しくお願い致します。
地相のブログ拝見させて頂きました。
現在住んでいる家の地相が気になりましてコメントさせて頂きました。
私の住んでいる土地はかつて畑だったので地質的には問題が無いようなのですが
土地の北側に道路を挟んで神社(祠)があり自宅敷地が丁度神社入口を塞ぐような
形になっております。また近隣に住んでいる方々は家庭不和、離婚、変死、自殺、警察沙汰が多いです。土地についても因縁がありまして、戦前近隣に結核患者のサナトリウム、朝鮮人労働者のタコ部屋がありその跡地に家を建てた家庭では夫が早死にしたり、精神異常者が出たり、自殺者が出たりしております。また近隣にお寺がありまして、そこに嘗て大木があり前述の労働者が作業所から逃亡し追われそこに登り隠れていたのですが、追い立てられついには落下して死亡したという事も有ったそうです。
以上の様な状況なのですが離れるのが一番なのでしょうか?
実は現在引越しを検討しております・・・。
何卒宜しくお願い致します。
にんじんさん
> 私の住んでいる土地はかつて畑だったので地質的には問題が無いようなのですが
はい。
畑はよほどの特殊な事情がない限り、
宅地として適していると思います。
> 土地の北側に道路を挟んで神社(祠)があり自宅敷地が丁度神社入口を塞ぐような
> 形になっております。
道路というのは、結界です。
道路を挟めているならば、
それで流れは切れているはず。
ただ、土地の履歴を調べてみないと、
何とも言えないのですが。
もしかしたら、神社参道を潰し、
お社を封鎖するような宅地造成を、
してしまったのかもしれません。
(想像するに、その可能性は薄いですが)
> 土地についても因縁がありまして、
確かに、かなり暗い過去が残る土地ですね。
とは言え、土地とは狭いようで広いもの。
例えば。
群馬県でも、しばしば嫌な事件や事故が起こりますが、
だからと言って群馬県全てが悪い地層ではないでしょう。
それは、市町村のように単位を小さくしても、
同じことが言えます。
富岡市と言っても狭いようで広いし、
さらに僕が住む岡本という土地も広いです。
にんじんさんの住む土地が、
嫌な因縁を持つその場所自体に建っていたり、
またそのすぐ近くにあったりするならば、
残念ながら心配です。
それって、地価にも反映されているはず。
因縁は評判となり土地相場に影響し、
その場の価格を下落させるものなので。
一方で。
周囲にそういう悲しい歴史はあるものの、
自宅、または自宅の隣組は、
そこまで大きな不幸や事件がない、
ということであるならば、心配なし。
仮にそうだったとしたら、それは、
道を挟んで向かいの神社のおかげかもしれません。