方位の吉凶の鑑定ロジックは様々です。


西企画が紹介できるのは、西企画の場合のみ。


他の専門家の方が何を根拠にどう伝えているかの詳細は、
あんまり良く分からないのがほとんどです。


細かな違いを考慮すると、10や20ではなく、
100や1000の多様な判断基準があると思います。


代表的なのが、時の流れを年・月・日・時の4つに区分し、
それぞれの吉凶を考え合わせながら判断するもの。


時の流れは暦で確認します。
暦は一般的なカレンダーで目にするグレゴリオ暦ではなく、
それぞれ自分の信条やルーツに合った特殊なものを利用します。


例えばその中の1つである西企画の場合。


『吉方位とは、年月共に吉である方位のこと』


と定義します。


先ず暦で年で吉となるかどうかを判断し、
次にその年の何月に吉となるかを、やはり暦で判断し、
どちらも共に吉となるタイミングのみを、


・転居
・吉方位旅行
・お水取り


などの要所に利用します。


その際、日や時は、絶対条件とはしません。
決して軽視しているわけではありませんが、
圧倒的に年月を重視しているので、結果として、
考慮していないように見えることもある、という感じだと思います。


もちろん、上記の鑑定法法においては、


『年月日時全てにおいて吉であり、凶の要素が一切ないこと』


が理想であることは、全くその通りで、異論の余地なし。


それってつまり、


・完全無農薬の野菜
・全く不満のない製品
・1つぶのホコリもないお部屋
・寸分も狂わぬジャストサイズの衣服
・自分のためにあるような天職や良縁や環境


に似ています。


確かに、それを選ぶことができたら理想。


『だから、人生の選択の全てはそれでお願いします』


と言われても、実際に利用しようと思ったら、すごく難しい。


だから、


『基準値をクリアしてる食品だったら、まあいいか』
『特に不便無く仕える製品で妥協した所で、問題ないでしょう』
『目立たぬ所に多少ホコリが積もっていても、別にいんじゃない?』
『よっぽどの大切な場面でない限り、既製品の服でも十分に着られる』
『仕事も人間関係も家庭も地域も、天国とまでは言えないけど妥協できる範囲だわ』


って、みんな何とかやり繰りしているから、今のスタイルを無理なく維持できているはずです。


仕事や生活や交際では、自然とそういう風にしているのに、
方位のことになると急に完璧になっちゃうのは、どこかで歪みが生じて当然。


だから、多少の凶の要素は承知の上で、妥協の余地を持ちましょう、
普段の自分がそうしているように、方位においても、
というのが、西企画の考える『年月で吉を重視』の大まかな理由です。


上記を主とし、その他にもある理屈っぽいやつは割愛します。


そうすると西企画の場合、以下のようなケースも出てくることになります。


『年と月のいずれかが凶だった場合は、
日と時がものすごく吉だったしても、
残念ながら吉方位と認定することができない。』


ここで、『その他の専門家の方』と意見が分かれる場合が出てきます。


・年月の吉方がない月に
・例えば日帰りで旅行をしようとした場合
・年の吉方方位を使えばいいのか?
・月だけの吉方方位で大丈夫なのか?
・どちらがより“まし”なのか?


というケースにおいては。


月だけの吉方位の方がましだと思います。


僕だったら、そういう、吉方位がないけれど、
どうしてもどこかに出かけたい場合は、


1.大凶方位だけは避ける
2.その上で、方位を考慮せず、好きな所に行く
3.その前段階で、対処の吉方位旅行計画を立てる


という感じになると思います。


『あとでちゃんと吉方位へ行くから、今回は大目に見てね』


みたいな感覚です(誰に言い訳しているのかは分かりませんが)。


西企画において、月の吉方位と日の吉方位は、
どうしてもやむを得ない時の代替案だったり応急処置だったりします。


本当に方位のエネルギーを利用しようと思ったら、
年月共に吉であることを前提とし、そこに日を絡めていきます。


鑑定をご依頼のクライアントにも、受講者のみなさんにも、
そのようにご提案するようにしています。


それでは☆